2009/07/04

中央リニアのボーリング現場(JR東日本品川駅)

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首都圏の中央リニア・ボーリング現場ファンのみなさん,朗報です。わざわざ南アルプスの山の中(ここここここ)まで行かなくても,中央リニアのボーリング現場が見物できるようになりました。

報道各社が2009年7月2日に伝えたところによると,JR東日本は同日の社長会見で,同社の品川駅構内で6月中旬からリニア建設に向けたボーリング調査を開始したことを明らかにしました。JR東海から「今春に依頼を受け,事務的に調査を受託して実施している」(JR東日本の清野智社長)。JR東日本,大人ですね…。というわけで,どこでボーリングしているか,見物に行ってきました。2009年7月4日のことです。

実は私にとって品川駅は毎日2回,通過する駅。朝夕の車内ではぼおっとしていることが多いのですが,すぐに思いついたのは,7,8番ホーム上にある工事囲い。7月2日の夜に見に行ったのですが,そこは頭上にある団体待合室の補修工事である旨書いてありました。

で,気を取り直して,7月4日に細かく探してみることにしました。まず沿線を大井町から新橋まで行ったり来たりしながら探したのですが,品川駅外にはそれらしい現場は見当たりませんでした。あらためてよく見たら,品川運転所の電気機関車の機関庫や寝台客車留置用のスペースが解体中のようす。しかし,ボーリングをやっている雰囲気はありませんでした。

よく見ると発見があるものと,品川駅に到着する下り東海道線車内で感心していたら,進行方向左手,横須賀線下りホームとJR東海(東海道新幹線)品川駅の間のスペースにボーリングのやぐらを発見。

場所はここ。

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JR東日本品川駅下り横須賀線ホームの東京より端っこの壁の後ろ(JR東海品川駅との間)です。保守作業車置き場のスペースです。

横須賀線下りホームの一番後ろまで行って,撮った写真。手を伸ばしながら撮ったので,ちょっと斜めになってしまいました…。

こちらは,2009年7月4日(土曜日)はお休みのようす。

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JR東海(東海道新幹線)品川駅から撮った写真(別途入場券必要,130円)。東海道新幹線上りホーム東京よりの階段,エスカレータからわりとよく見えました。

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で,JR東海の品川駅に入る前に,ほかにもボーリングはないかしら,と探して見つけたのがここ。先の現場の200mほど南。

品川駅の東西自由通路と南コンコースの間,横須賀線下りホームとJR東海品川駅の間,です。

トップの写真は,ここを横須賀線北コンコース南側のエスカレータから撮ったもの。こちらは,土曜日にもかかわらず,作業中。

こちらは,東海道新幹線上りホームから見るとこんな感じ。水タンクらしいものがちょっとじゃまです。

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でも大丈夫。こちらは自由通路の南側窓からよく見えました。

P101035711ちなみに,現場事務所は自由通路の北側,JR東日本の敷地内と思える場所で,JR東海品川駅からも出入りできそうな感じ。ちなみに「鉄建建設」と看板がかかっていました。順当ですね…。

お好きな方なら,品川駅のボーリング現場から,(たぶんまだ決まっていない)リニア品川駅の構造に妄想をめぐらすこともできそうです。

というわけで,百聞は一見にしかず。通勤・通学,出張の行き帰りに,中央リニアのボーリング現場見物でリフレッシュはいかがでしょうか。

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2009/06/29

斜坑トロッコで炭鉱体験(長崎県長崎市池島)

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炭鉱といえば,エレベータやトロッコがつきもの。炭鉱マンは大変そうだけど,ちょっとうらやましい…というかたも多いことでしょう…。そのような声に応えて(?),長崎県の池島炭鉱では,斜坑トロッコに乗って炭鉱の坑内を見学するツアーを開催しています。2009年5月3日に行ってきました。

炭鉱通のかたは,「池島炭鉱は閉山したはず」と思われるかもしれません。確かに池島炭鉱は2001年に閉山して,販売用の石炭採掘はしていません。しかし,海外に採炭技術を伝承するために,今なお閉山前の設備を残しなら,海外からの研修生を受け入れています。そこで使われている,本物の設備を体験できる,大変貴重なツアーなわけです。

ツアーを催行しているのは,海外からの研修生への教育も担当している「三井松島リソーシス」。私は,三井松島リソーシスのWebページを見て電話予約したのですが,2009年6月28日時点で同社のWebページは見当たりません。でも大丈夫。このツアー,長崎国際コンベンション協会の(たぶん)半公的ツアー「長崎さるく」の一つに位置づけられています。長崎さるくの中の案内ページに書いてある電話番号に電話すれば,予約できそうです。

場所はここ。

ツアーの集合場所は,池島のフェリー乗り場。船の時刻表はこちら。午前のツアーは西彼杵(にしそのぎ)半島の瀬戸(西海市)からのフェリーが,午後のツアーは西彼杵半島の神浦(長崎市)からのフェリーがちょうどよいようです。なお,長崎港から池島に行ける船は出ていません。佐世保港からの高速船はあります。

私は,当日(日曜日)朝,長崎の中心地にあるバスターミナル(路面電車の築町電停そば)からバスで。8時20分発の桜の里ターミナル行き長崎バスに乗り終点まで約50分,440円。そこで9時20分発さいかい交通(長崎バスの子会社)板の浦行きに乗り換え,約50分のNTT大瀬戸で下車,600円。土曜日なら,長崎バスターミナル(長崎新地)9時ちょうど発のバスで間に合うようです。ちなみに時刻は長崎バスのページで調べられます。時刻表のコーナーの外海線(桜の里乗り換え)です。

P1100601NTT大瀬戸から池島行きフェリー乗り場はすぐ。そこで10時50分発のフェリーに乗り,池島へ。30分,430円。

炭鉱らしい雰囲気の島が迫ってきました。

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今は使われていなそうな設備。

P1100607フェリーを降りると,マイクロバスが待っていてくれました。バスに乗り込み,長崎市池島中央会館(公民館みたいなもの?)へ向かいます。

P1100612中央会館では,参加料2000円(当時。2009年6月28日時点では3000円)を支払い,ツアー予約の際にいっしょに申し込んでおいたお弁当をいただきます。お茶つきで750円。炭鉱マンが食べていたお弁当のスタイルをまねたものですが,豪華にえびの天ぷらが入っていたり,ごはんがぎっしり詰まっていない上品なところは,観光用にアレンジしてありますね…。

ここでは,炭鉱解説のビデオも見せていただきました。池島炭鉱といっても池島の中だけを掘っていたのではなく,池島を基地に周囲約10kmの海底下を地下約660mまで掘り進んだんだそうです(数字はうろ覚え)。

P1100615当然,海底下の移動も歩くというわけにはいきません。普通のトロッコより速い「高速人車」(時速50km)を開発したりしたようです。

P1100619pでも,なにより驚いたのがこれ。人間専用のベルトコンベア「マンベルト」があったんだそうです。ビデオで見る限り,かなり速そうでした。真っ暗な狭いトンネルの中をベルトの上に座って移動するわけです。たぶん,最初は怖く,慣れるといやになる代物でしょうが,ちょっと体験してみたい…。

高速人車,マンベルトそのほかの写真は,中央会館に展示してあったもの。

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ごはんを食べ,ビデオや展示を見たあと,途中,半ば廃墟と化した炭鉱住宅跡を通過しながら,炭鉱事務所へ移動。

P1100630こちらでは,安全靴,ヘルメット,ヘッドランプとバッテリ,ガスマスクなどを借りて装着。軍手,タオルは持参です。炭鉱マンがタオルをしているのは,万一のときの止血のため。伊達じゃなかったんですね…。タオル,大事です。

P1100637こちらは説明されているかたですが,作業服は着ないものの,装備は炭鉱マンと同じになるわけです。

で,またマイクロバスで移動。

こんどは坑口に向かいます。

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坑口に待ち構える斜坑人車(トロッコ)。

P1100643かなり小さいです。
P1100645このトロッコ,ケーブルに引っ張られて行き来します。ケーブルカーと同じ原理。てっぺんの車両はケーブルに連結してあります。
P1100644上のほう,遠くにケーブル巻き上げ機が見えました。

P1100648トロッコの車内はかなり狭かった。目の前にぶらさがる「危急引き綱信号」が緊張感を高めます。
P1100649標高65mの坑口から標高1.65mの坑道に向け一気に降りていきます。振動も騒音も激しく,乗り物好きでも毎日乗っているとつらいと思います。これだけでも炭鉱マンの苦労がしのばれます…。
P1100652坑道でトロッコから降りた(トップの写真)あとは,炭鉱のあれや,
P1100657これを見学。

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トロッコで,坑口に戻ったあと,さらにマイクロバスで模擬坑道に移動。発破の真似などを体験したり,おみやげ用の石炭を採取したりしました。

というわけで,炭鉱体験が楽しめる池島炭鉱坑内見学ツアー。ちょっと交通が不便なのが難点ですが,トロッコや炭鉱に興味があるかたにはお勧めです。

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2009/06/27

栃尾のあぶらげと廃線跡(新潟県長岡市)

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栃尾と聞いて,何を思いだされるでしょうか。食いしん坊なら油揚げ(あぶらげ),乗り物好きならかなり前に廃線になった越後交通栃尾線でしょう…。というわけで,栃尾に行ってあぶらげを食べて,ついでに廃線跡を見物してきました。2007年8月19日のことです。

栃尾の場所はここ。

栃尾へは,長岡駅からバスが出ています。いろいろ経由があるのですが,全部合わせると,1時間に1本から3本程度だと思います。私は,一番本数の多い(昼間は1時間に1本)の急行便に乗りました。1時間弱で510円(2007年当時)。バス停は,栃尾の市街地の中にいくつかあるのですが,とりあえず終点の栃尾車庫前まで。

で,あぶらげ巡りを始めます。まずは,栃尾車庫バス停近くの豆撰へ。ちなみにあぶらげ巡りをされる方は,観光協会のあぶらげ地図(PDF)を手元に用意されるとよいでしょう。

P1030005こちらのあぶらげは,1枚170円。よく覚えてないのですが,豆腐もいただきました。こちらは,おまけか試食でただだったと思います。

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あぶらげ。普通においしかったと思います…。

次は,かなり離れた「道の駅R290とちお」に向かいます。路線バス(栃尾越後柏崎観光バス,栃尾車庫前から栃堀または栗山沢行きで「おりなす」下車)もあることはあるのですが,1日数本とかなり不便。栃尾車庫前からタクシーで向かいました。1250円。4kmほどあると思います。

で,なんといってもおすすめは,こちらのあぶらげコーナー「揚げ処さとう」(佐藤豆腐店が経営)の揚げたてあぶらげ。

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目の前で揚げたてものを,すぐいただけます。ねぎ付きで250円でした。

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揚げたてのほくほくしたあぶらげが異常においしい! 自宅の近くにこのあぶらげ屋さんがあったら,週に一度は通ってしまいそうです。わざわざ遠くから来た甲斐がありました…。

さらに,道の駅の「レストランとちお」で「あぶらげ焼き定食」をいただきました。600円。

P1030015普通においしいですね…。

道の駅からバス停(近いのは「中央公園前」,迎車料金100円込みで980円だった)までタクシーで帰ったのですが,その運転手さんによると,栃尾にはもともと揚げたてのあぶらげを食べるという伝統はなく,朝買ったあぶらげを,夕方火であぶって酒の肴にしたりするのが普通,とのことでした。というわけで,揚げたてあぶらげはニューウエーブなのですが,油揚げ好きの方には自信を持ってお勧めできます。

なお,大きなあぶらげが特に好きな方は,秋の「あぶらげ祭りに参加されるとよいでしょう。およそたたみ一畳分のあぶらげを揚げるようすが見物できるようです。揚がった巨大あぶらげ(の一部)を,食べることもできるんじゃないでしょうか(たぶん)。

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ところで,長岡駅からのバスの終点,栃尾車庫前は,越後交通栃尾線の栃尾駅あと。写真の奥手が長岡方向で,バスが止まっているスペースに線路があったんだと思います。1975年に廃線になって30年余り経つのですが,廃線あとだとはっきりわかる状態です。

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栃尾駅あとの長岡側から長岡方面の廃線跡をながめたところ。

バスに乗っていても,注意して見ていると,廃線跡が残っていることがわかりました(ただし並行しているのは一部区間だけ)。空中写真を見ると,わりと廃線跡は残っているようです。

というわけで,あぶらげ好き,廃線好きな方,栃尾に行かれるのはいかがでしょうか…。

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2009/06/20

鉱山電車で焼酎観光(鹿児島県いちき串木野市)

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閉山したあとの鉱山の使い道といえば,トロッコ付き観光スポットにするか,きのこを栽培するか,倉庫にするか,宇宙線研究施設にするか,といったところ(思いついた順)。普通は,どれか一つ(たぶん)。でも,鹿児島県の串木野に,トロッコ付き観光スポット兼焼酎製造所兼焼酎倉庫にしているところがあります。名前は「薩摩金山蔵」。2008年12月28日に行ってきました。

場所はここ。

串木野駅からは3km以上離れています。日曜日は,いきいきバス(コミュニティ・バス)が2時間に1本程度あります。また,国道3号線まで歩くと,鹿児島から串木野を経由して川内まで結ぶバス(リンクはPDF)の停留所(野下口)があるようです。こちらのバスは1時間に1本程度。

ちなみに5人以上のグループの場合,事前に電話すれば送迎してもらえることもあるみたいです。私は前後の予定の関係で,レンタカーで行きました。

薩摩金山蔵という名前からわかる通り,ここは金山の跡。もともと三井金属鉱山の金鉱山だったのですが,1980年代(たぶん)に金の採掘は中止。鉱山会社(の子会社)により,1988年に金山観光が始まりましたが,営業不振で2003年に廃業。そのあと,焼酎会社に買い取られ,2005年に焼酎の仕込み蔵兼貯蔵庫兼観光スポットとして再オープンしました。

トロッコ付き観光の正式名称は「坑道貯蔵仕込蔵見学」。トロッコの出発時間は,平日が10時10分と,11時から16時までの正時(0分)。休日はさらに10時30分から15時30分までの毎時30分が追加になります。所要時間は54分,ただし10時10分発だけは47分。料金は700円。料金を支払うときに時間を指定して予約し,出発の5分前までに集合するシステムです。

ここは,トロッコのほかに,お風呂(温泉ではない,坑道の湧き水を沸かしている),お食事どころ,焼酎売店,鉱山の展示コーナーなどを取り揃えているので,出発まで時間があっても退屈することはありません。私はごはんを食べて,展示コーナーを見物,売店を冷やかしました。…売店をなぜ冷やかしただけだったかというと,何しろ,車で来ていたので焼酎の試飲はできないわけ。おいしいかわからないものにお金を出すのはためらわれたのです…。ちなみにごはんはおいしかった,でも焼酎がメインの施設なのにごはんといっしょに焼酎が飲めなかったのが悲しかった…(もちろんメニューにはあるので,車でなければ飲める)。

P1080944展示コーナーは,金山観光時代のものをそのまま使っているようでした。

で,気を取り直して,トロッコ乗り場へ(トップの写真)。

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編成の中ほどに,バッテリー式の機関車と焼酎(とその材料)運搬用の貨車がつながっていました。

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トンネルに向けて出発。

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暗闇の中を10分近く走って見学場所に到着。ちなみにトンネル,途中で分岐があったりして,興味がつきません。

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中は,半分が鉱山見学,

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半分が焼酎の貯蔵庫と仕込み(ここで焼酎を仕込んでいる)の見学。折衷スタイルですね…。

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見学が終わると,帰りのトロッコが来るまでの間,焼酎の試飲がお楽しみいただけるようになっています…。

うむむ…。くやしい…。

P1080992というわけで,こちらに行かれる方はバス(お金があるならタクシーも可)で行かれることを強くおすすめいたします…。

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2009/06/19

中央リニアのボーリング跡地(静岡県静岡市二軒小屋)

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中央リニアでJR東海が希望しているのは南アルプスを貫く「Cルート」。2008年3月に,南アルプスの両側,山梨県早川町のボーリング現場と,長野県大鹿村のボーリング現場を見物したのですが,この間は22kmあります。ひょっとしたら,間に挟まれた静岡県静岡市二軒小屋地域でもボーリングをしているのでは? と気になっていました。大井川沿いの二軒小屋は,道路が通じているところ。JR東海が真剣にCルートを検討しているのなら,二軒小屋近辺でボーリングをしないはずがないようにも思えます。

で,調べていたら,2008年秋にこんなページを見つけました。

(以下引用)
二軒小屋トンネルを出て西俣の分岐から東俣林道を進み、ボーリング工事を右見送って、道に下草が茂って程なく、
「民宿ふるさと」の掲示板ページ,竹魚篭さんの2007年9月21日の書き込み

ひょっとしたら,中央リニアのボーリングかもしれませんが,はっきりしませんね…。これを仮に「第一現場」としておきます。

さらに,2009年に入ってこんなページを見つけました。

(以下引用)
二軒小屋ロッジを発つ
30キロ下流の畑薙第一ダムを目指す
出発時からポツポツ降っていた雨は
30分もすると 本降りになった
雨の中 林道をひたすら歩く

(中略)

ボーリング調査中
JRはリニア新幹線を 
南アルプスの下 通せるかどーか 調査中
大阪ー東京を 1時間で結ぶ予定らしー

「八風窯の読み物、エッセイ『サザン サザン 5』」

印象的なボーリング・マシンの写真が載っています。2007年5月1日の記録のようです。こちらは「第二現場」ということで。

どちらも,2年経ってしまっていたのですが,百聞は一見にしかず。実際に行ってみて,どんな感じか確かめてみることにしました。2009年5月24日のことです。

前日の朝,静岡駅で軽自動車を借り,約2時間半で畑薙ダムへ。そこで東海フォレストの送迎バス(要予約,当日はワゴン車だった)に乗り換え約1時間で椹島(さわらじま)へ。1日目はそこで泊まりました。畑薙ダムからの送迎込み,1泊2食付きで7000円。午後1時ごろ着いたので,近くの鳥森山(椹島からの標高差440m,眺めがちょっとよい,山頂まで1時間半かかった)などに散歩してすごしました。

話はちょっと脱線しますが,畑薙ダムから北の静岡県(静岡市)最北部は,東海パルプの私有地。江戸時代は天領(幕府直轄領)で,家臣の酒井家に管理が任されていました。酒井家が明治維新後に大倉財閥の創始者,大倉喜八郎に売り渡し,東海パルプの土地になったということのようです(東海パルプのページによる)。所有と管理がいっしょくたにされているような気がするのですが,江戸時代は現代の常識が通じないのかもしれません…。

ちなみに畑薙以北は道路も東海パルプのものだったのですが,この近辺は全国でも有数の土砂崩れ地帯。道路の維持管理ができないために,市道にして,静岡市に維持管理してもらっているとのことです。中部電力や東京電力のダムや発電所工事の際には,ダンプも行きかったんだそうです。

話は元に戻り,翌24日。朝,釣り客や散策客向けの片道送迎サービスで二軒小屋まで(宿泊と一緒に要予約,30分)。そこから,まずは第一現場方面へ。跡形もなくなっていましたが,東俣,西俣の分岐を過ぎて道に下草が生えているところまでで,右側にボーリングができそうなスペースがあるのはここだけ。たぶんここで,ボーリングしていたんじゃないかと思います。二軒小屋から20分ほどのところでした。

P10005871上流側から見たところ。蝙蝠岳の登り口のすぐそばです。

ここでボーリング工事をしていた可能性は高いと思いますが,リニアのボーリングかどうかははっきりしません。電力会社の設備のためのボーリングかもしれません。早川町のボーリング現場と大鹿村のボーリング現場を結ぶトンネルができるなら,ここらへんの地下600mほどのところをトンネルが通過しそうなのですが…。ちなみにここは早川町のボーリング現場から7kmほどのところ。標高1440mで,早川町の現場より900mほど高くなっています。

2009年7月10日追記
コメント欄に以下の投稿をいただきました。ここもリニアの現場で間違いないようです
この2つの現場は同じころ、同じ業者様が作業をしていました。第1現場は東俣の蝙蝠岳登山口入口、第2現場はツバクロの河原、その写真の場所で合っています。
どなた様かわかりませんが,ありがとうございました。

ここからちょっと行くと,中部電力の作業用モノレールの発着場がありました。その先は草木が生えて,車は通っていない雰囲気でした。

ちょっとすっきりしませんでしたが,第二現場方面へ向かいます。

第二現場は,「穴を掘らせたなら日本一の秋田県の会社が2007年,2008年の2年がかりでボーリングした」(東海フォレストの方)なんだそうです。リニアのボーリングだったことは間違いありません。

で,Webページの写真と見比べながら歩いていったのですが,なかなかそれらしい場所はありません。

二軒小屋から南に3kmほど歩いたところに跡地らしきものが見つかりました。

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写真はトップ。Webページの写真と符合する風景はここしかありませんでした。あまりあてにならないコンパスから現場と写真を照合すると,西と西北西の間の方角に向け,斜め下にボーリングしたようです。こちらは,穴のあとのふたらしきもの。この向きもWebページの写真と符合します。

ただ,ここは,ほかのボーリング現場を結ぶ線から南にそれています。北に大規模ボーリングをする土地を確保できなかったからでしょうか…。それとも,南よりの経路も検討していた(いる)のでしょうか…。

このあと,椹島まで歩き,そこから送迎バスに乗って畑薙ダムへと帰りました。

ちなみに,鉄道トンネル建設に関するWebページで参考になるのはテクノ・トレジャー。特にすごいのは,中山トンネルや鍋立山トンネル(「あのバイパス路線」の5)のページ。これを読むと気付くのは,長大トンネルは,両端から掘るのではなく,中間に立坑や斜坑を作って,中から両側へも掘っていくこと。もしCルートで「南アルプス・トンネル」を作るなら,二軒小屋付近に1カ所か2カ所,立坑か斜坑つきのトンネル建設基地を作るのではないかと推測しているのですが,どうでしょうか…。

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2009/06/18

清水港の塚間の渡し(静岡県静岡市)

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静岡県の清水といえば古くからの港町。そこに,港内(湾内?)を横断する渡船があると聞いて,2008年12月20日に行ってきました。

運航するのはエスパルスドリームフェリー。清水エスパルスの親会社,鈴与ホールディングスの子会社なのでこのような名前のようです。

運航区間はこんな感じ。

より大きな地図で 清水港水上バス を表示

清水駅から歩いて10分足らずの江尻から,海釣り公園,日の出,貝島を経て三保の松原の近く,塚間までを結びます。

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乗り場は,魚市場の直販コーナー「河岸の市」のはずれ。
P1080754時刻表はここ。塚間までの運賃は400円でした。あらかじめ自動販売機できっぷを買っておきます。
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待っていると,かわいい船が到着。わかりにくいですが,前のほうが操舵室兼客室,後ろのほうがデッキになっています。
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客室の中。広々としているのは,湾内の工場への通勤に使われている方が多いので,立って乗る人をたくさん乗せるためだと思います(たぶん)。
P1080772ちなみにデッキはこんな感じ。
P1080777途中,渡船でしか行けない海釣り公園に立ち寄ったり,
P1080784観光船やフェリーが発着するところに立ち寄ったりします。
P1080801およそ20分ほどで終点の塚間に到着。
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船はあっという間に出港していきました。
P1080807ここから歩くと40分ほどで三保の松原。私は,かなり前に三保の松原に行ったおぼろげな記憶があるので,三保の松原まで半分行ったところにある「三保の松原入口」バス停から清水駅までバス(しずてつジャストライン)で帰りました。こちらのバスは約10分おきで,清水駅まで360円。
P1080808この渡船,もともとは清水ではなく,もう少し東京(江戸)方面に離れた興津と塚間を結んでいたものだそうです。鎌倉時代から,三保の松原を訪れる人を運んでいたのでしょう。ひょっとしたら,清水の次郎長や森の石松もこの渡船で「寿司食いねえ」とかやっていたのかも…。

今はおもに通勤と釣りの人向けのようですが,三保の松原に遊びに行くのなら,片道を渡船にしてみるのもよいかもしれません。天気がよければ,富士山がきれいに見えることでしょう…。

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2009/05/15

遊覧船に乗って軍艦島上陸観光(長崎県長崎市端島)

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島めぐりをしている人にとって,無人島はあこがれのまと。でも,自分で船をもったり,誰かの船をチャーターするのはちょっと…という人も多いことでしょう。そんな人に朗報が。日本を代表する無人島,廃墟で有名な長崎の軍艦島(正式には端島)に上陸するツアーが始まりました。2009年5月2日に参加してきました。

場所はここ。

私が参加したツアーは,長崎港からやまさ海運の船に1時間ほど乗り,軍艦島に上陸。1時間ほど見物したあと,1時間ほど船に乗って帰る合計3時間のコースです。こちらはやまさ海運に直接申し込むツアー。私は,4月20日ころ電話で申し込んだのですが,今はメールかファックスで申し込むのがよいようです。

ほかに,高島海上交通の船に乗るツアーもあるようです。こっちは,長崎国際観光コンベンション協会近畿日本ツーリストJALなどの旅行会社に申し込むことになります。

(09年5月25日追記。旅行会社に申し込むツアーはやまさ海運とは別の会社の船でした…。その旨書き直しました)

私は,午後1時ちょうどに長崎駅に着きました。路面電車に乗り換えて,2駅先の大波止に(100円)。海に5分ほど歩くと長崎港ターミナル。長崎駅から15分ってとこです。一角にあるやまさ海運で,乗船の手続き。ツアー代が4000円で上陸料が300円。現金のみ。クレジットカードは使えません。出航したけど波が0.5メートルの高さだったり,風が5メートル以上だったりして上陸できないときは,300円は返してもらえます。ちなみにやまさ海運の窓口のかたは,キャンセル待ち希望のお客さんに,「15分前になったらキャンセル状況がわかるから…」という意味のことをおっしゃってました。予約しているかたは,15分前までに手続きするのが無難なようです。

P1100258これがきっぷ類。真ん中の上が乗船券,その下が上陸券,そのほかがパンフレット。
P1100261乗ったのはこんな船。普通の遊覧船です。
P1100309周りの景色を見物しながら進んでいくこと1時間弱。軍艦島が見えてきました。確かに軍艦みたいに見えます…。
P11003197階建ての小中学校。給食用のエレベータはあったけど,人が乗るエレベータはなかったとか。子供は元気だから大丈夫(たぶん)でしょうけど,先生は大変だったことでしょう。
P11003231島が近づくにつれ,船の中もちょっとした興奮状態に。でもここまでは,上陸しないで島の周りを回るコースと同じ。
P1100329上陸観光のために長崎市が整備した出島(桟橋)に近づきます。出島は波に乗る浮き桟橋でないため,波で揺れる船は接岸しても結構上下します。そのため接岸作業は大変そうでした。乗り物的に印象に残ったのは,船のロープは出島でなく,数十メートル離れた軍艦島に結びつけること。短いロープだと船の上下運動についていけず,ロープが切れたり,船を傷つけるからでしょう。着岸しない日も多いらしいけど,本日は無事着岸。ラッキーでした…。
P1100338出島は階段状に切り欠いてあって,潮位に合わせた段で,潮を横目に見ながらおりるしくみです。
P1100349ここはまだ軍艦島の外,桟橋の上。トンネルをくぐって見学コースに向かいます。見学コースには手前から第1,第2と,三つの見学広場があります。そこに,解説の方が待ち受けていて,説明してくれるしくみ。二つのグループに分かれて見学しました。
P11003581ここは第1見学広場。広場越しに(鉱業)会社事務所があったほうを見たところ。
P1100363こちらは,第1見学広場から,海からも見た小中学校を望んだところ。手前に門型のコンクリート柱が並んでいるのは,石炭を運んだベルトコンベアの跡。
P1100381こちらは第2見学広場から見た会社事務所。ちなみに,閉山の際,技術力が推測できる設備は鉱業会社が破壊したのだそうです。ここが荒れ果てているのは,そのせいもあるかもしれません。
P1100407第3見学広場に向かう途中から望む鉱員アパート。
P1100411第3見学広場から見た鉱員アパート。
P1100423プールのあと。
P1100437というわけで,あっという間に1時間の上陸見学は終わりました。

きちんと整備された見学コースから団体行動で見物する廃墟。いってみれば,動物園で見る動物みたいなものではあるんですが,私のような廃墟初心者には,十分迫力のある内容でした。もちろん見学コースから離れて,廃墟に手を触れるというわけにはいかないので,生廃墟(?)好きの方は別の感想をもたれるかもしれませんが…。

というわけで,安全に解説付きで廃墟を間近に楽しめる軍艦島上陸観光。長崎による機会があれば,参加してみるのもよいかもしれません…。

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2009/03/15

貸し切り遊園地でスロープカー体験(宮崎県小林市コスモス牧場)

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今,ちまたで話題のマイケル・ジャクソン。そのマイケル・ジャクソンといえば遊園地(東京ディズニー・ランド)を貸し切りにしたことで有名です。世界的なスターになれば,遊園地貸し切りができるのに…とうらやましがられている方も多いのではないでしょうか。

でも大丈夫。時期を選んで行けば,結構な確率で貸し切り体験ができる遊園地が日本にはあります。私は,2008年12月28日に宮崎県小林市にあるコスモス牧場で体験してきました。

ちょっと強引な展開ですが,場所はここ。

電車・バスではかなり行きづらいところです。私は,熊本県の人吉からレンタカーで行きました。高速道路は使わなかったのですが,1時間半ほどで到着。午前10時過ぎでした。

P1080886こちらは,コスモス牧場の案内板。下のほうに午前9時から午後5時まで(バーベキューハウスは午後9時まで)営業って書いてあります。開園から1時間。冬とはいえ,学校休みの日曜日。しかもおだやかな晴天だったので,それなりの人出があるものかと想像していました。入場料100円を払って入場。

と,なんだか雰囲気が変。人影が見当たりません。

P1080904お目当てのスロープカー。しかし,お客さんはおろか,係員のかたもいませんでした。…入り口にもどって,「スロープカー乗りたいのです」とお願いして,係員のかたに来ていただきました。ちなみに,スロープカーは片道100円,往復200円。スーパースライダーで滑って降りて,スロープカーで登ってくるというのが正しい使いかたのような気もしますが,スロープカーで往復することにしました。

P1080888車内はこんな感じ。3両編成で,谷側に荷物車1両,山側に客車2両。入り口は高台にあるので,行きは降りていきます。

P1080890こちらが終点。うーん…。ホントはスライダーやらないと楽しくなさそうですかね…。

P1080899帰りは,係員のかたといっしょに,荷物車に乗って,展望を楽しんできました。これはよかった…。貸し切りならではの体験ですね…。宮崎のシーガイアも見えたそうです(小さくてよくわからなかった…)。ここは,高原地帯なので,地元のかたには「冬は寒いところ」という先入観念があって,係員のかたが「寒くないから遊びにおいで」と誘っても,来てもらえないんだそうです。

私は,次のかたがちゃんと貸し切りになるように,スロープカーで往復したあと,すぐ次の目的地に向かいました。

P1080900というわけで,コスモス牧場,少なくとも冬の間はわずか100円で貸し切りになることが多いようです。宮崎周辺で,貸し切り遊園地にあこがれるかた,遊園地を貸し切る世界的なスターにあこがれるかた,事前に状況を確認していけば,一生に一度の体験ができるかもしれません…。

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2009/03/01

ボンネットバスに乗って温泉めぐり(岩手県八幡平市松川温泉)

P1090611
 日本国内で定期路線としてボンネットバスが走るのは,冬の間だけ。岩手県北バスが,盛岡バスセンターから岩手県の山奥にある松川温泉を結ぶ一部区間に使っています。2009年2月22日に行ってきました。

P1090609私がバスに乗ったのは盛岡駅から。最初は普通の観光バスタイプの車。ちなみに盛岡駅から松川温泉まで運賃は1110円。松川温泉まで2時間ほど,たぶん距離も50kmほど。バスとしては割安です。さらに私は1000円で1100円分乗れるバスカードを車内で購入しました。これなら実質1010円になるわけ。

P10906101時間半ほどで八幡平ロイヤルホテルに到着。ここで待っているボンネットバスに乗り換え。盛岡からのバスを降りるときに行き先までの運賃を精算してボンネットバスに乗り込みます。

ここから山の中の圧雪路を松川温泉まで。このボンネットバス,実は4輪駆動。2輪駆動の普通のバスでは厳しい区間を代わりに走るわけです。ちなみにこのバス,1968年製。40年以上走り続けています。当日は吹雪でしたが,約7kmを20分で松川温泉に到着。パワステやリモコン式の変速レバーとは無縁の,メカニックなバスのドライブは,バス好きに限らず,自動車好き,乗り物好きにもたまらない体験です…。

P1090612バスの終点は松川温泉の一番奥にある峡雲荘の敷地内。

P1090613そこでは転回できないので,いったん上の駐車場までバックして方向転換。
P1090615バックして下りてきます。

で,バスを見送って,峡雲荘で日帰り温泉してきました。500円。いい湯でした…。

P1090640帰りのバスの待ち時間に,運転手さんにお話を伺いました。このバス,4駆ですが,普段は後輪の2軸駆動で運転しているのだそうです。駐車場で坂道を折り返すような限られたときにだけ4駆に切り替えて運転しているそう。運転席もいい感じですよね…。
P1090638運転席の拡大写真。大きなフロアシフトの手前(右下)に二つ並んでいるのは,左が4駆-2駆切り替え,右が低速-高速切り替え。駐車場から折り返してきたばかりなので,4駆,高速になっていました。フロアシフトの左手にあるのはウインチのレバー。その上にあるのはエンジン停止用の「デコンプ」というレバー。運転手さん,「昔ながらのこのバスはデコンプを引いて圧力を抜くことでエンジンを止めるのです。やってみますか」といってエンジン止めの実演までしていただきました。いきなりエンジンが止まったのでびっくりしました…。
P1090641ついでに車内のようす。
P1090649このバス,バス会社に大切にされたおかげで,元気に走っています。しかし,この現役ぶりは,走る産業遺産といってもいいくらいでしょう。調べてみたら,2009年現在,一部メーカーは4駆のマイクロバスを製造・販売しているようです。部品の手配やメンテを考えたら,バス会社がいつ新車に切り替えても不思議はありません。バス好きだけでなく,自動車好き,ディーゼルエンジン好きの方は,お早めに訪問されることをお勧めします。時刻表はこちら。八幡平ロイヤルホテルと松川温泉の間が雪道の期間だけ,1日3往復ですのでお間違いなく・・・。

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2009/02/02

渡船に乗って温泉めぐり(和歌山県勝浦温泉ホテル中の島)

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日本には,船でしか行けない温泉が私の知るところ3ヶ所にあります。以前紹介した富山県の小牧温泉,そして和歌山県勝浦温泉のホテル中の島ホテル浦島。このうちホテル中の島は,勝浦港の沖合いに浮かぶ島の温泉ホテル。島めぐりをされている方にとってもはずせないところでしょう…。2008年11月16日に行ってきたときの報告です。

乗り場はここ。

紀伊勝浦駅から歩いて5分ほどのところです。ここから地図の下にあるホテル中の島まで1時間に4本の割合で渡船が出ています。ちなみにホテル浦島行きの渡船も同じ場所から出ています。ホテル浦島は島ではなくて半島にあるのですが,渡船でないと行けないようです(このブログを書いていて初めて気づきました…)。

中の島ホテルはたいへん立派な温泉ホテルで,泊まるとすれば1泊1万円を下ることはないと思うのですが,うれしいことに日帰り入浴も可。14時から20時まで,タオル,往復の渡船込みで1000円。かなりお得です…。で,日帰りで利用しました。

P1080517こちらが乗り場。ホテル中の島行きだけでなく,ホテル浦島行き,遊覧船も同じ桟橋から発着します。ちなみに右奥に見えるのがホテル中の島,左奥に見えるのがホテル浦島。

P1080525桟橋で待っていると,かわいい渡船がやってきました。

桟橋に着くと人が乗り降りします(トップの写真)。私は午後2時すぎに乗ったので,従業員の通勤の方が多かったようです。

で,ほどなく出航。

P1080529船内のようす。船の後部が高くなっていました。

P1080530接近する中の島。3分ほどで到着します。

P1080543ホテルの玄関は船着場です…。

P1080532ロビーにあった案内図。島全体がホテルの敷地で,建物の中を歩き回るだけで結構な距離があります。展望台まで遊歩道があるのですが,片道10分はかかります。

P1080534フロントで1000円払い入浴。巨大温泉ホテルの温泉なので,ぜんぜん期待していなかったのですが,すごくよいお湯でした。ちょっとしよっぱく,ぬるぬるして少し硫黄の香りがしました…。塩素はまぜていなく,ほぼかけ流しといっていいみたいです。巨大温泉ホテルは,大きな浴槽を維持するために,「プロが選ぶ宿」でトップクラスであっても,循環で塩素を混ぜることがあります(がっかりした体験もあります)。ホテル中の島も,決して小さな浴槽ではないのに,これだけの泉質を維持しているのは驚きです。

というわけで,船でしか行けないだけでなく,ホントにいい温泉のホテル中の島。近くに立ち寄られる際は,いかがでしょうか…。

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