« 中央リニアのボーリング現場(大鹿村) | トップページ | 三宅島の火山遊覧ヘリ »

2008/03/28

立山砂防博物館のトロッコ・ツアー

9982511u


すごく古いですが,1999年8月25日に参加した「立山砂防トロッコ見学ツアー」(正式名称忘れた)の報告。ダム・ツアーに関連して,税金つながりってことで。

富山地方鉄道の立山駅のすぐそばに,立山カルデラ砂防博物館があります。実は立山は「砂防のメッカ」(博物館による)。富山平野に流れ込む常願寺川は,その源,立山カルデラから流れ込む土砂でたびたび氾濫を起こしていました。明治時代は富山県が砂防工事を行っていたのですが,とても県ではやりきれないということで,大正時代に県から国に移管。今なお年間50億円~70億円のお金をかけて(立山町長のブログによる),全国でも最大規模の砂防工事が営々と行われているということです。

その砂防工事をアピールするために1998年に作られたのが立山カルデラ砂防博物館。ぱっと見たところ10億円の設備って感じでしょうか。お金をかけただけあって,立派で退屈しない展示で充実しています。しかも,この博物館には呼び物もあります。定期的に砂防工事用のトロッコ「立山砂防軌道」に乗る砂防工事見学ツアーがあるのです。立山砂防軌道は,なかなか乗れないことで有名だったのですが,98年に博物館ができて,一般の人でも,砂防見学ツアーに参加することでトロッコに乗れるようになったのです。で,いろいろ苦労しながら応募した結果,めでたく当たって見学ツアーに参加してきました。

ちなみに今では博物館のWebページから応募できるようになっているようです。新年度の見学スケジュールが決まったあと,4月か5月から申し込みを受け付けるはずです。

9982511y

こんなトロッコに乗車できます。
9982511s
暑いので,ドアは開けっ放し。ドア越しに見えるのは,42段(たしか)のスイッチバック。急な坂はまっすぐ登ったり降りたりできないのでスイッチバックになるのですが,これだけの段数は世界的にも珍しいらしい。
9982513t
ツアーは,トロッコに乗って行って帰ってくるのではなく,トロッコに乗って行って ,そこからバスに乗って帰ってくるのです(逆コースもある。ちなみにトロッコに乗らないコースもある)。降りてからはカルデラ内のさまざまなポイントを見学します。これは砂防ダムが多重に連なっているところ。

9982514s
こちらは今は放棄された立山温泉の跡。今はカルデラ内は一般人立ち入り禁止なのですが,昔は一般の人が立山温泉に入ることができたのだそうです。立山温泉は,1969年の土砂災害をきっかけに閉鎖されたらしい。

このツアーに参加すると,砂防工事って意義深いと思います。でも冷静に考えると,このような工事のどこまでが必要で,どこからを無駄かと判断するのも難しいとも思うわけです。例えば,豪華な博物館のような無駄な設備が,砂防ダムの周りにもあるかもしれない。トロッコも楽しいけど,バスが通れる道があるということは,ホントはムダなのかも,とか…。でも私は素人なので,必要とムダを見極めることはできないのでした…。

ちなみにこの博物館では,冬の限られた日に,夏とは違う線路を走るトロッコに乗れるようです。今度は冬に訪れ,トロッコに乗ってみたいと思います。

いや,治水特別会計の無駄遣いと言われたら,そうかも知れないんですけどね…。でも,冬のトロッコはともかく,夏の砂防ツアーは,特別会計嫌いの方にもお勧めです。いろいろ考えるきっかけになりますからね…。

|

« 中央リニアのボーリング現場(大鹿村) | トップページ | 三宅島の火山遊覧ヘリ »

中部」カテゴリの記事

トロッコ・遊覧鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 立山砂防博物館のトロッコ・ツアー:

« 中央リニアのボーリング現場(大鹿村) | トップページ | 三宅島の火山遊覧ヘリ »