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2008/03/22

水陸両用バスでダム・ツアー

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2007年7月28日,鬼怒川の奥にある川治ダムで催行された水陸両用バスツアーに参加してきました。まずはパンフレット(クリックすると拡大)。主催は鬼怒川流域ダム活性化会議です。

なぜ取り上げるかというと,今話題のガソリン税暫定税率廃止(25円値下げ)問題と微妙に関係ありそうな気がしてきたからです。

それはさておき,まずはツアーの報告から。

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これが水陸両用バス。チャレンジャー号といいます。米国製のシャーシに,日本のメーカーの車体が乗っています(うろ覚え)。所有は大阪のNPO法人「大阪・水かいどう808」。ここで2ヵ月貸切バス営業をするために,宇都宮ナンバーを取り直したそうです。この水陸両用バスは,大変お金がかかった(たしか7000万円)だけでなく,車と船の両方の規制を通すために,なかなか苦労したそうです。トイレをつけたり,座席間隔を広げたり,バリアフリー対策を考えたり…,っておっしゃってました。


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当然,プロペラもついています。

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中は,バスって言うよりかは,船ですかね…。ちなみにバスの運転と船の運転は別の人でした。

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途中でもれなく川治ダム見学がついてきます…。

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ダム湖に入ったようすです。入るときと出るときの感覚は,独特のものがありました。
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中から見るとこんな感じです。

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チャレンジャー号のトラブルに備えて,小さめの水陸両用車がついてきます。ちなみにこちらは「かっぱ2号」というらしい。
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ダム湖から上がるときのようす。
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当たり前ですが,道路を走って帰ります。

大変楽しい思いをいたしました。水上では速度は出ないし,冷静に考えれば実用性はほとんどないのですが,バスが船になったり,船がバスになったりするのは,ちょっと興奮しますね…。


で,この水陸両用バスが,あの道路特定財源関係で最近話題になっていることを知りました…。

この水陸両用バス,できたときは「かっぱⅠ(いち)号」という名前だったのですが,2003年7月ごろに「未知普請号」に名前が変わり,おもに道路関係のイベントに参加するようになります。2003年9月ごろからは,今話題の道路整備宣伝ミュージカル「みちぶしん」と試乗会を同時開催したりしているようです。
http://www.mizukaido808.com/suirikunikki/nikki.htm
みちぶしんについては「とれいん工房の汽車旅12ヵ月」が詳しい。

2006年5月からは「チャレンジャー号」に名前を変え,河川・ダム関係のイベントに参加という流れのようです。未知普請号時代は,今話題の道路特定財源からお金をもらい,今は河川・ダム整備用の治水特別会計を使っているということなんでしょうか。

7000万円のバスを人付きで大阪から運びこんで,車検場でナンバーも取り直す。ツアーには故障に備えて「かっぱ2号」もついていく。冷静に考えれば,これで1人2500円程度の料金ではまったくペイしないですよね…。ここからはまったくの想像だけど,このツアーのために国土交通省は,ざっくり1000万円のお金を支払っているんじゃないかと思う。

ここ湯西川地区では,国土交通省が新たな湯西川ダムを整備中で,反対運動も起きているようです。水陸両用バスで,「ダムが楽しい」と思う人が少しでも増えれば,国土交通省としてはうれしいでしょう。道路特定財源を湯水のように使って,道路整備宣伝ミュージカル「みちぶしん」を見せるのと同じ発想ってことでしょうか。でもそのお金の元をたどると,みんなの税金なわけですよね。いいんだろうか。

水陸両用バスの持ち主であるNPO法人「大阪・水かいどう808」としても,水陸両用バスを維持運用していくためには背に腹を変えられない選択だったんでしょうか。なんとなく,「みちぶしん」をやっている劇団「ふるさときゃらばん」と似たものを感じます。

社民党の衆議院議員,保坂展人もブログで話題にしてました

なんだか調べるにつれ,複雑な気持ちになってきました。みなさんの税金を無駄使いしてごめんなさい…。

でも,楽しかったよ…。

3月28日追記。
水陸両用バスを所有する「大阪・水かいどう808」代表の須知裕曠に対するインタビュー
「水都・大阪に水陸両用車を走らせる(1)」
「水都・大阪に水陸両用車を走らせる(2)」
が,めっぽう面白いです…。

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