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2008/03/23

中央リニアのボーリング現場(大鹿村)

早川町の現場だけでは懲りず,2008年3月22日,長野県大鹿村にある中央リニアの水平ボーリングの現場に行ってきました。最初は電車+バス+徒歩で行くことを考えたんですが,そうすると大鹿村で必ず1泊することになります。赤石温泉に泊まれば,そこから3km程度で現場にたどり着けそうだし,温泉も魅力的,などといろいろ考えたのですが,予算と時間そのほかを検討した結果,茅野まで電車で,そこからレンタカーを借りて日帰りで行くことにしました。
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35%2F31%2F32.646&lon=138%2F4%2F58.876&layer=0&ac=20417&mode=map&size=s&type=static&pointer=on&sc=6
クリックすると地図が表示されます。山の中です。ここから東側,南アルプスに向けて3kmボーリングするということです。

P10408151

行きがけに中央構造線博物館に寄りました。学芸員さんのお話をうかがえました。

大鹿村付近は随所に山崩れが見られます。博物館の右奥に見える山崩れは,1961年に発生したもの。川と対岸を埋めて,数十人の死者が出たんだそうです。博物館の敷地の中に,日本を代表する断層,中央構造線が通過します。ただ,この付近の中央構造線は今では活動度が低く,1万年に1回程度(ここはうろ覚え)しかずれません。むしろ活動的なのは,天竜川が流れる伊那谷の断層なのだそうです。そのほかいろいろうかがいましたが省略します…。

P10408271
1時間ほど博物館に滞在したあと,赤石岳に向かって進みます。
P10408411

博物館から約6km,15分程度で現場に到着。正確な場所は
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35%2F31%2F32.646&lon=138%2F4%2F58.876&layer=0&ac=20417&mode=map&size=s&type=static&pointer=on&sc=3
でした。標高は900m。
現場の人に写真を撮っていいですかと聞いたら,道路から撮るのは構わないが,敷地には入ってくれるなとのこと。仕事中ですから当然ですよね。
P10408431
ボーリングは,ほぼ真東に向かっているようです。残念ながらコンパスを持っていかなかったのでそんなに正確ではないのですが,太陽の位置を見たり,2万5000分1地図と照合するとそう思えました。
P10408351
ボーリングが進む方向の真正面のすぐ上は道路になっています。そこから撮った写真。反対側,川の対岸に山崩れが見えます。本物のトンネルを作るのならボーリングとは位置をずらすんでしょうね。大体今のままだと位置が低すぎて,川と支障してしまいそうです。でも,付近はいい塩梅に平地の空き地が広がっていて,作ろうと思えばトンネル工事の基地も作れそうでした。

ユンボで作業していた人に聞いたら,今日だけで見物に何人か来ているそうです。物好きな人は私だけじゃないんですね…。

ちなみに先日訪れた早川町のボーリング現場との直線距離は22km。今はこの22kmを移動するのは半日がかりでしょうが,時速500kmで進むリニアなら2分40秒程度で通過してしまいます。リニアに乗車して,二つのボーリング現場をあっという間に通過する日はくるんでしょうか。

3月25日追記
博物館(大河原)から現場(釜沢)までの道は,山道で幅員3mくらいですが,舗装道。リニアの現場のすぐそばでは,道路工事も行われていて,そのためのダンプが出入りしていました。帰りはダンプに追いついてしばらく後ろを走ったのですが,幅員いっぱいの道をたくみに走るのが印象的でした。

ただ,今のままでリニア工事のためのたくさんの車両を通すのは難しいかもしれません。リニアの工事が本格化して,断面積50平米のトンネルを1日10m掘り進むとしたら,出てくるズリは,1日1000トン(岩石の比重を2として)。少な目の見積もりですが,10トンダンプで100台分です。それだけのダンプをスムーズに通すとなると,離合場所を整備して,運行ダイヤを決めた上で計画的に走らせることになるんでしょうか。

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