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2008/11/15

廃線跡をたどって保存鉄道に乗りに行く(岡山県美咲町片上鉄道保存会)

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交通のかなめが鉄道だった時代,全国には鉱山のための鉄道がいくつもありました。鉱山が減り,物流も道路交通に移ったため,今では鉱山のための鉄道はほとんど廃止されてしまいました…。

同和鉱業片上鉄道は,そんな廃止鉄道のひとつ。その吉ヶ原駅跡地では,有志で作る「片上鉄道保存会」が当時の車両を動態保存し,定期的にお客さんを乗せる展示運転をしています。また,片上鉄道の廃線跡はサイクリングロード(備前柵原自転車道,片鉄ロマン街道)になっています。で,2006年3月5日に折りたたみ自転車をかついで行ってきました。

展示運転をしている吉ヶ原駅跡は「柵原ふれあい鉱山公園」になっています。場所はここ。


詳しい地図で見る

ちなみに,片上鉄道は,JR赤穂線西片上駅近くの片上駅から,JR山陽線和気駅を通り,吉ヶ原駅へ。そしてさらに1.3km先の柵原駅まで通じていました。サイクリングロードは,片上駅の近くから吉ヶ原駅の跡まで整備されています。東京方面から向かった私は,夜行列車のサンライズ出雲・サンライズ瀬戸号の指定席で姫路駅まで,赤穂線の一番電車で西片上まで行き,そこから吉ヶ原まで自転車で走ることにしました。和気からのほうが近いのですが,廃線跡を走ってみたかったわけです…。

西片上駅に着いたのは午前7時過ぎ(たぶん)。そこから片上駅跡をちょっと見物し,一路吉ヶ原駅へ。36kmほどですが,3時間弱で着きました。廃線跡なのでそんなに勾配は急なところはないのですが,峠越えのある片上から和気の間はちょっときつかった。ここを省略すると約26kmです。でも,廃線跡を自転車で走ると,鉄道旅行をしているような感じになって,気持ちがいいです…。

ちなみにレンタサイクルは,西片上駅から2kmほどの備前市サイクリングターミナルと,和気駅前の和気町レンタサイクル,和気駅から2kmほどの和気鵜飼谷交通公園にあるようです。ただ,ホントに営業しているか,何時間まで借りれるか,営業日,営業時間,料金はわかりません。実際に利用される方は,事前に確認されることを強くお勧めします。

なお,公共交通機関ですが,サイクリングロードに平行してバス路線があることはあるんですが,展示運転のある日は必ず運休。津山と高下を結ぶ中鉄バスしか便がありません。あまり本数がないのですが,津山は中国高速バスとJR津山線,姫新線が通る町,高下は岡山と林田を結ぶバスが通るところですから,乗り換えながらバス旅行を楽しむのもいいかもしれません…。

で,立派な駅舎が残る吉ヶ原駅で200円支払い,片上鉄道保存会の一日会員になりました。これで,吉ヶ原駅から300メートルほどを走る気動車に乗れるわけです(トップの写真)。

Rimg0456車内はこんな感じ。

Rimg0464こんなのも走っていました。

Rimg0468こちらは走っていませんでした(たぶん)。片上鉄道は,ふだんは貨物列車のために使われている機関車がラッシュ時には客車列車をひくので有名でした。いかにも鉱山用鉄道らしいです…。客車列車は,青い客車なので「ブルートレイン」と呼ぶ人もいたようです。

展示運転には,昼休みがあるのですが,その間は公園内にある柵原鉱山資料館(入館料は500円だった)などを見物してすごしました。

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帰りは,終点の柵原駅跡を見物。それから折り返して和気駅まで向かいました。

Rimg0461この保存鉄道,運営するのは有志の会員です。動くように車両を保存するのや,安全に運転するのは,本当に大変なことだと思います。いろいろ困難もあるようですが,末永く展示運転が続くようがんばっておられるのは,頭がさがります…。

ちなみに2008年の最後の展示運転は11月23日。それから車両のメンテナンスのために長い休みが入って,次回の展示運転は2009年初夏ころまでお休みだそうです。みなさんも廃線跡を自転車に乗って展示運転体験乗車,いかがでしょうか…。

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