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2008/12/01

利根川の富田渡船(千葉県香取市)

P1080600
利根川に四つ残っている渡船のうち,いちばん乗りにくいのは富田渡船。今は小学生の通学専用になっていて,登下校の時間にしか運航されません。もちろん学校が休みの日は渡船も休み。平日の通学時間に合わせて行かないと,乗船できないわけです。2008年11月19日に行ってきました。

場所はここ。

利根川のかなり下流にある富田渡船は,JR成田線の水郷駅から徒歩約35分。水郷駅から渡船に向かって10分ほど歩いたところに,浜松町・東京と銚子を結ぶ高速バス(佐原ルート)の高速一の分バス停がありました。高速バスを使えば,歩く距離は少し短くなります。佐原駅と小見川駅を大倉経由で結ぶ千葉交通のバスで北小学校バス停まで行けば,渡船乗り場まで15分ですが,1日3.5往復で,かなり不便。私は水郷駅から歩いていきました。

P1080587小見川北小学校の近くで国道から左に曲がり,利根川に向かいます。国道を離れると田んぼ。「水郷」という駅名からは,水路が縦横無尽にはりめぐらされた低湿地帯を想像してしまいますが,普通の田んぼ。25年ほど前に近くに揚排水機場ができて,このような光景になったということでしょうか。

P1080591利根川の土手から見た渡船場。手前に小さく船が見えます。船は,幅350メートルほどの川を渡ります。こちら(右岸)側は富田,向こう(左岸)側は富田新田。いずれも千葉県。富田新田の向こうは,霞ヶ浦などにつながる常陸利根川。利根川改修の過程で残った低湿地を最近(昭和?)開拓して作ったのが,富田新田ということのようです。

P1080598こちらが船。おみがわ丸。

P1080599そばに物置のような待合所がありました。中に入って待ちました。張ってあった掲示。少なくとも平成9年(1997年)までは,通学以外の方も対象にして定期運航していたようです。

午後2時40分過ぎに,軽自動車に乗って,船頭さんと小学生が到着。小学生も手伝って出発準備(トップの写真)。

P1080605
船頭さんに「乗ってもいいですか」とお聞きしたところ,「いいよ」ということで,乗船。

離れていく富田(右岸)側。

P1080609近づいてくる富田新田側。

P1080611渡船は,小学生を降ろすとあっという間に折り返し。渡船に乗ったからには対岸に足をつけたかったのですが,ついでに乗せてもらった身なので,そんなこと言えませんでした…。ちなみに富田新田側は,冨田側よりいわゆる水郷らしい雰囲気らしいです…。

船頭さんに伺ったところ,この渡船を利用する小学生は10人くらい。大部分は自転車通学で,自転車ごと渡船に乗るんだけど,低学年で自転車に乗らない子は,小学校まで送迎してあげているんだそうです。学年によって終業時間が違うので,それに合わせて1日何回か船を出すとのこと。朝1回,午後2回という感じでしょうか。

P1080620いまや,小学生の通学の足としてだけ残っている富田渡船。行かれる方は,通学船という本来の目的に配慮していただけるよう,お願いします…。

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