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2010/07/20

渡船に乗ってお遍路気分(高知県高知市)

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 四国といえば八十八ヵ所めぐり(お遍路)。お遍路は、平安時代に弘法大師が歩いて回った経路をたどるのがもともとの趣旨。でも、弘法大師もすべての区間を歩いて回ったわけではありません。四国への行き来だけでなく、川や入江を渡るのに船を使ったようです。このため、歩き遍路で渡船を使っても、全部歩いて回ったと認められるんだそうです。そんな歩き遍路にも使われる渡船は、今では高知県高知市の浦戸(うらど)湾を渡すものが残るだけ。2010年3月20日に行ってきました。

 場所はここ。


より大きな地図で 浦戸湾の県営渡船 を表示

 高知市の南、浦戸湾の入り口近くで東側の種崎と西側の長浜を結びます。四国八十八カ所の第32番札所、禅師峰寺(地図上の高知高等技術学校のさらに東)と、第33番、雪渓寺(地図内の左側)を結ぶ経路上に位置します。種崎渡船場は、高知市の中心街、はりまや橋から土佐電鉄バスで30分弱(510円)、種崎行きで終点下車、すぐ。時刻表はこちら(PDF)。長浜渡船場は、はりまや橋(南はりまや橋バス停)からみませ行きのバスで約20分(490円)、梶ケ浦渡場下車すぐ。みませ行きのバスはそんなに多くないのですが、塩谷経由桂浜行に乗り塩谷で下車(460円)後東に10分歩いたり、南海中学校経由桂浜行きや長浜出張所行きに乗り長浜出張所下車(420円)後東に15分歩くといった方法でもたどり着けます。高知県交通の時刻表はこちらから。ちなみに私は桂浜(坂本龍馬の銅像や水族館がある)を見物してから、タクシーで浦戸大橋を渡り種崎渡船場へ。10分足らずで1450円。なお浦戸大橋には歩道もあるので、桂浜から種崎渡船場まで歩くことも可能です。たぶん40分くらい。

 こちらが種崎渡船場の待合所。

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 渡船は、県道の位置付け。なので高知県の県営渡船(2006年から県が民間に運航委託)。いつから県営渡船として運航しているかは不明なのだそうですが、明治初期には地区共同で渡船は運航していたのだそうです。ここからは想像ですが、浦戸湾口で渡船を運航しやすい距離なうえ、お遍路さんの経路にもあたっていたここは、少なくとも江戸時代には何らかの形で渡船が運航されていたのではないでしょうか。当日もお遍路の方が何人か、渡船を待っておられました。

 歴史を含む県営渡船の案内はここ。見ていただくとわかりますが、昼間はだいたい1時間に1回の運航。運賃はただ。自転車や125cc以下のバイクは乗れますが、自動車は乗れません。

待っていると、対岸(長浜)から渡船がやってきました。

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 渡船は種崎ではすぐに折り返すので、長浜からのお客さんが降りたら乗船。

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 乗船が済むと、あわただしく出港。離れゆく種崎渡船場。

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 長浜に向けて進みます。

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 この渡船、2002年までは自動車も運んでいたので、いかにも車を止めて置くようなスペースが立ち席になっています。5分ほどの短い航路なのですが、両脇には長いすも用意されていました。

 まわりはだいたい堤防になっているので、ものすごくいい景色とはいえませんね…。

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 ほどなく長浜に到着。長浜側はちょっとした工場地帯というおもむきでした。

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 というわけで、わりと気軽にお遍路気分が味わえる浦戸湾の県営渡船。桂浜など高知観光のついでに乗ってみるのはいかがでしょうか…。

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コメント

A氏に遅れる事、9日 2010:03.29 小生も乗ってきた。ムーンライト”ながら”で大垣着。鈍行乗り継ぎで観音寺へ。レンタカーを借り、雲辺寺ロープウエイを制覇、その足で四国道をブッ飛ばし、種崎海岸着16:10 駐車している間に16:10の便は出発してしまった。次便は17:15 仕方なく付近を散歩し時間を潰し 長浜に行き、雪渓寺を参拝して、トンボ帰りで種崎へ戻る。当日は高知宿泊。翌日、横波3里の渡船散策をし、土佐久礼を見学、桂浜をチェック、吉野川オアシスのスロープカーを見学、観光渡し舟を堪能し、鳴門にて、宿泊した。

投稿: 足柄の金太郎 | 2010/08/01 22:25

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