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2010/08/30

北海道最古の線路を軌道バイクと蒸気列車で走る(北海道三笠市)

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 北海道の最初の鉄道といえば、1882年(明治15年)に開通した官営幌内鉄道。手宮(小樽市総合博物館のあるところ)から札幌、岩見沢を経由して幌内を結んでいました。両端にあたる手宮 - 小樽築港と、岩見沢 - 幌内の区間は廃止されてしまっているのですが、幌内側の一部区間は、トロッコと蒸気列車で残された線路を走ることができるようになっています。

 場所はここ。

 トロッコはポインタで示した場所(クロフォード駅)から地図の右下にある三笠鉄道記念館の手前までの間、片道2.5kmを往復します。蒸気列車は、三笠鉄道記念館からポインタに向けちょっとだけ走って往復します。どちらも折り返し点では乗車/下車できないので、乗りついでクロフォード駅から鉄道記念館に行くことはできません。両方を楽しむには、クロフォード駅と鉄道記念館の間を何らかの手段で移動する必要があります。

 では、まずはトロッコから(トップの写真も)。2010年6月25日に行ってきました。

 このトロッコ、三笠トロッコ鉄道といいます。Webページはこちら。2010年の運行期間は4月29日から10月15日まで。月曜(月曜が祝日の場合次の平日)はお休み。料金は、自分で運転する場合は1200円が基本。同乗する人も別途料金がかかります。なお、自分で運転するには自動車の運転免許が必要。誰も運転できない(したくない)場合は、係りの人に運転してもらうこともできるようです。詳しくは事前に問い合わせることをお勧めします。

 さて、トロッコの乗り場は三笠市の市街地の南。岩見沢駅(岩見沢ターミナル)から北海道中央バスの三笠線で30分ほど、430円の三笠市民会館下車。そこから南に10分ほど歩いたところ。バスの時刻表はこちら(PDFファイル)

 こちらが受付。

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 受付を済ませて乗り場へ。

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 係員の人(写真左)が車両を用意してくれます。運転方法の説明を聞いて乗車(基本はアクセルとブレーキだけなので、そんなにむずかしくない)。

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 踏切ではいったん停止。ちなみに周囲は北海道としてはわりと開けた場所で、ところどころに住宅などがあったりするのですが、約130年前に開通したとき、まわりは原生林だったのではないでしょうか(まったくの想像)。

 10分弱で折り返し点に到着。

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 車両の向きを変えて、再出発。

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 線路の上をトロッコで走るのは、なかなか楽しいですね…。

 次は、三笠鉄道記念館の蒸気機関車。こちらは2006年5月20日の記録です。

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 三笠鉄道記念館は、先ほど紹介した三笠市民会館から三笠市営バスで8分のところ。バスは1時間から2時間に1本というところです。時刻表はこちら(PDFファイル)。トロッコとはしごされる方は、トロッコもよりの本町バス停を通りますから、そちらを利用されるとよいでしょう。ちなみに私は千歳空港からレンタカーを利用しました…。

 三笠鉄道記念館の開館は4月16日から10月15日まで(月曜休館、月曜が休日の場合は翌平日休館)。そのうち、土曜、日曜祝日(7月下旬から8月中旬の夏休み期間は毎日)に300mほどの線路を蒸気機関車が往復します。土曜は12時と、13時から16時までの30分ごと。日曜祝日は10時から12時と13時から16時の30分ごと。

 鉄道記念館の入場料は520円、蒸気機関車列車の乗車料金は200円。記念館の展示に興味がなければ蒸気機関車の料金だけで乗車できたはず(うろ覚え)。三笠鉄道記念館の案内はこちら

 蒸気機関車は室蘭で入れ換え(工場と駅の間で貨車を運ぶ)用として働いていたもの。機関車に「テツゲン」と書いてあるのは、「鐵原」という会社のものだったからだみたいです。ちなみに鐵原は、「製鐵原料輸送」の略。製鐵工場向けに原料を運ぶほか、コークス(製鉄などに使う石炭の蒸し焼き)も生産していたらしい。機関車の反対側には「暖房はコークス」と、当時の宣伝らしきものも書いてありました…。

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 ちなみにここの機関車は、コークス焚きでも、煙のあんまり出ない重油焚きでもなく、昔ながらの石炭焚き。煙たくていい感じです…。

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 車内はこんな感じ。

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 短い距離を行って戻ってくるだけなのであっという間なのですが、なかなか楽しかった…。

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 訪問した当時はなかったのですが、2010年現在、三笠鉄道記念館では「SL機関士体験」を実施しています。学科講習を受ける必要があるうえ、お値段もちょっとかさむ(初回1万5000円)のですが、石炭くべといった下積みなしで機関士体験ができるので、いいかもしれないですね…。

 というわけで、札幌周辺で気軽に楽しめる線路跡スポット、いかがでしょうか。

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