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2011/09/01

本州北のはての保存鉄道(青森県むつ市大畑)

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 暑くなると、涼しいところに行きたくなるもの。今年(2011年)のおすすめは、なんといっても東北。その東北の北のはずれ、まさかり形の下北半島のてっぺんに、廃線跡を走るディーゼルカー(気動車)に乗車できるところがあります。大畑線キハ85動態保存会が、下北交通大畑線大畑駅の跡で、そこを走っていた車両をそのまま使って、当時をしのびながら乗車もできるようにしているのです。2007年4月22日に行ってきました。

 場所はここ。

 下北交通の大畑バス停のそば。時刻表はこちら。JRの下北駅からだとむつ線の直行バスのほか、むつバスターミナルで乗り換えていく手もあります。私は八戸でレンタカーを借りて行きました。下北半島の東海岸を走って行ったのですが、荒涼とした風景の中に、原子力発電所や核廃棄物処理施設(それぞれ見学用施設あり)が点在するのが印象的でした…。

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 こんなかんじのところです。ここは、2001年に廃線になった下北交通大畑線の終点、大畑駅のあと。廃線当時、日本エアシステム(JAS)の機長や操縦士だった人で鉄道好きな人たちが、下北交通からホームと線路、走っていたディーゼルカーをそのまま使わせてもらう形で(譲渡か貸し出しかは不明)走らせ始めました。2011年時点では、GEMBUというNPO法人が6月から11月の第3日曜日に当時のディーゼルカーを走らせています。

 さっそく200円を払って一日会員に。これで一日乗り放題になるしくみ。

 2011年現在、走る車両は2両あるのですが、当日はその車両は交代で走っていました。まずはこちら。

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 こちらは下北交通に来る前、国鉄で走っていたときの塗り分けに戻してあります。車両の名前も国鉄時代の「キハ22 150」に。

 中はこんなかんじ。

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 国鉄型のこのシリーズのディーゼルカーは、エンジンが低回転で、止まっているときはカラカラと独特の音がするのが特長。なんかいいかんじですね…。

 しばらくすると、走り始めました。といってもそんなに長い区間は走らないので時速5km程度で、あっという間に行き止まりに。

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 こんどは別の車両に(トップの写真も)。

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 こちらは廃止当時の塗り分けのまま。違うのは塗り分けだけで、中身は前と同じ。

 ディーゼルカーはもう1両あるのですが、そちらは静態保存ということで、車内が鉄道模型のレイアウトになっていました。

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 ちなみに2007年当時は、このほかに小さな入れ換え用機関車(モーターカー)と貨物列車用の車掌車をつなげたものも走っていました(現在走っているかは不明)。

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 こちらも車掌車に一日会員を乗せて走っていたのですが、走る時刻が合わずに乗れなかったのが残念です…。

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 というわけで、本州の北のはての保存鉄道。実は同型のディーゼルカーは首都圏では茨城県のひたちなか海浜鉄道で走っています。なので、このためだけに訪れるのは現実的ではないかもしれません。ただ、下北半島は、観光で訪れる価値のある場所。近くには恐山といった霊山(観光地)や、薬研温泉といったよい温泉もあります。観光のついでにディーゼルカーもよいのではないでしょうか…。

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