リニア

2011/01/26

リニア実験線の延伸工事現場三たび(山梨県)

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 乗りもの好きにとって、リニア新幹線は気になるもの。1年ぶり、2010年12月31日にレンタカーを借りて、リニア実験線の延長工事見物に行ってきました。ちなみにおととし去年に引き続き3回目。甲府盆地側でリニア実験線の完成像が見えてきました。

 まずは、実験線の西側の終点から。場所はここ。

 高架橋の橋脚がずいぶんできてきました。

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 ちょっと東に行ったところでは、トンネル間の谷間で橋梁工事が。場所はここ。

 工事はこんな感じ。

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 けしきがよかったのはここ(トップの写真)。

 橋の上から、北から西北西に伸びるリニアの高架橋がはっきり見えるようになりました。リニアは甲府盆地の南のへりを、北側に盆地を見下ろしながら走ることになります。高架橋に騒音防止や異物進入防止用のカバーができなければ、一瞬ながらながめのよいところになりそうです。

 さらに東に進んで、甲府と河口湖を結ぶ道筋と交差するあたり。場所はここ。

 東北東に向け、建設工事が進んでいました。

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 ほかの場所も回ってみたのですが、そんなに進んでいるかんじはしなかったです。ほかはトンネルがおもなので、外から見てもどうなっているかわからないからだと思います。

 素人目に見た感じでは、地上区間はあと3年くらいあればすっかりでき上がるような感じでした。

 というわけで、地上区間がだいたい見えてきたので、実験線建設区間見物は今回でおしまい。次の楽しみは実験線が完成して再び試乗会がはじまるときまでとっておこうと思います…。

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2010/01/09

リニア実験線の延伸工事現場再び(山梨県)

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よほどの突貫工事でもない限り,日本の工事現場は,盆暮れ正月がお休み。工事現場ファンには,ダンプなどの工事車両のじゃまをせずに見物するチャンスです。というわけで,2009年12月31日,ほぼ1年ぶりにリニア実験線の工事現場を見物してきました(前回のあまりあてにならないレポートはこちら)。大月でレンタカーを借り甲府で返すというパターンで,今回は東側から西側に順番に見て回りました。

まずは東端(終点)。2008年に終点の工事現場ではないかと思ったところは,ぜんぜん関係ない工事のようでした。今回確認したのはここ。秋山カントリークラブ(ゴルフ場)の南です。「山梨リニア実験線安寺工区新設工事」と看板が出てました。

トップの写真は,この現場を北側から撮ったもの。写真のトンネルは,たぶん実験線そのものではなくて,実験線のトンネルと結ぶための作業坑なのではないかと思います。ちなみに現場に通じる道は市道なのですが,改良工事名目で通行止めになっていました。12月31日は休工中で通れましたが,改良工事が終わるまでは現場に近づくのは難しいかもしれません(看板では2010年3月31日までになっていた)。

でも大丈夫。秋山川に沿う近くの主要道,山梨県道35号線から現場は望めます。下の写真の中央やや左手,山腹に見える白いコンクリートの部分が工事現場。

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工事現場に通じる,秋山カントリークラブを半周する市道をぐるっと回ったのですが,東側には残土捨て場が,西側には生コン・プラントができていました。トンネル工事といえども大がかりになるものなのですね…。

次は,終点からリニアで約4kmほど進んだところ。林道王の入線の入口にこんな看板が。

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看板の立っていた位置は,看板の中の地図中のやや右手,緑の線と青の線がくっついているところ。注目すべきは,地図の下に灰色と水色の線が走っているところ。これ,建設中のリニア実験線のルートのようです。灰色はトンネル部分,水色は明かり部分でしょう。左手(西)から続くトンネルが最初に出るポイントを,地図にプロットしてみたのがここ。2010年1月9日時点でこの地図には青の線はほとんど描かれていません(かなり手前で切れている)。2008年に推測したポイントは,ここでもはずれていました…。

県道(だいだい色の線)方面から王の入林道(緑線,王の入川の左岸,北側)を通行止めポイントまで進むと,王の入川を越える工事用道路の建設が進められているようす。

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さらにいったん戻って,看板の青線の道(名前不明,こちらも王の入川の左岸,北側,王の入林道より高いところを走る)を進むと,王の入川の右岸(南側)に回り込んだところで道路の延長工事現場に。

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近くの看板には「リニア工事用の道路整備のための林道(王の入)改修」とありました。おそらく,工事用車両のすれ違いをなくしたり,一部が不通になったときでも大丈夫にするために,工事用道路をループ状に整備しているのではないでしょうか。

さて次は,現在のリニア実験線の終点。

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2008年に見たときは一つだったトンネルが二つに増えていました。JR東海が2009年6月頃に発表した資料(PDF)によると,右側(南側)が本線ということのようです。

次は,2008年にも訪れた御坂トンネルの西口。実験線の西側延伸区間の真ん中あたり。

工事はそれなりに進んでいました。ちなみに先ほど紹介したJR東海の発表資料によると,横坑口の工事らしい。

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でも本線の坑口や,明かり部分に立つだろう高架橋などの姿はまったく想像がつきません。

さらに5kmほど西,起点から3kmほどのところ。

なんだか工事してました。東から西を向いて撮った写真。

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でも関連道路の工事なのか,リニア本体の工事なのかはわかりませんでした…。

最後はリニア実験線の西端(起点)。

2008年に訪れた場所は,リニアの関連設備(変電所とかそういったもの)の敷地のようす。こちらが,線路の西端になるようです。建設はあんまり進んでいませんが,それでも高架柱になると思われる鉄筋が2本ほど組み上げられていました。が,デジカメの電池が切れたので,写真は撮れませんでした…。

全般にリニア実験線の工事はまだあまり進んでおらず,実験線本体の姿はまだ一目瞭然とはいきませんでした。あと1年か2年たてば,完成後の姿が想像できる構築物が登場するのではないでしょうか。

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2009/09/20

中央リニアのボーリング現場再び(JR東日本品川駅)

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2009年9月17日,ふと思いついてJR品川駅の中央リニア・ボーリング現場に寄ってきました。すると変化が! 7月4日に見物したときの2カ所のボーリングは終わっていて,代わりに間の1カ所で新たにボーリングが始まっていました。

場所はここ。

7月に見物した二つの現場の,北側の現場から南へ50m,南側の現場から北へ150m(だいたい)という位置。横須賀線の下りホームの壁の向こう側なので,よほど背が高くないと直接見るのは無理。カメラを捧げ持ちながら写真を撮りました。ちなみに現場の向こうに見えるのは,JR東海(東海道新幹線)の品川駅です。

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2カ所のボーリングではわからないことがあったんでしょうか。これだからボーリング現場からは目が離せませんね…。

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2009/07/04

中央リニアのボーリング現場(JR東日本品川駅)

2009年9月20日追記
2009年9月時点で,このブログで紹介したボーリングは終了しています。2009年9月時点の情報はこちらでどうぞ。

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首都圏の中央リニア・ボーリング現場ファンのみなさん,朗報です。わざわざ南アルプスの山の中(ここここここ)まで行かなくても,中央リニアのボーリング現場が見物できるようになりました。

報道各社が2009年7月2日に伝えたところによると,JR東日本は同日の社長会見で,同社の品川駅構内で6月中旬からリニア建設に向けたボーリング調査を開始したことを明らかにしました。JR東海から「今春に依頼を受け,事務的に調査を受託して実施している」(JR東日本の清野智社長)。JR東日本,大人ですね…。というわけで,どこでボーリングしているか,見物に行ってきました。2009年7月4日のことです。

実は私にとって品川駅は毎日2回,通過する駅。朝夕の車内ではぼおっとしていることが多いのですが,すぐに思いついたのは,7,8番ホーム上にある工事囲い。7月2日の夜に見に行ったのですが,そこは頭上にある団体待合室の補修工事である旨書いてありました。

で,気を取り直して,7月4日に細かく探してみることにしました。まず沿線を大井町から新橋まで行ったり来たりしながら探したのですが,品川駅外にはそれらしい現場は見当たりませんでした。あらためてよく見たら,品川運転所の電気機関車の機関庫や寝台客車留置用のスペースが解体中のようす。しかし,ボーリングをやっている雰囲気はありませんでした。

よく見ると発見があるものと,品川駅に到着する下り東海道線車内で感心していたら,進行方向左手,横須賀線下りホームとJR東海(東海道新幹線)品川駅の間のスペースにボーリングのやぐらを発見。

場所はここ。

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JR東日本品川駅下り横須賀線ホームの東京より端っこの壁の後ろ(JR東海品川駅との間)です。保守作業車置き場のスペースです。

横須賀線下りホームの一番後ろまで行って,撮った写真。手を伸ばしながら撮ったので,ちょっと斜めになってしまいました…。

こちらは,2009年7月4日(土曜日)はお休みのようす。

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JR東海(東海道新幹線)品川駅から撮った写真(別途入場券必要,130円)。東海道新幹線上りホーム東京よりの階段,エスカレータからわりとよく見えました。

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で,JR東海の品川駅に入る前に,ほかにもボーリングはないかしら,と探して見つけたのがここ。先の現場の200mほど南。

品川駅の東西自由通路と南コンコースの間,横須賀線下りホームとJR東海品川駅の間,です。

トップの写真は,ここを横須賀線北コンコース南側のエスカレータから撮ったもの。こちらは,土曜日にもかかわらず,作業中。

こちらは,東海道新幹線上りホームから見るとこんな感じ。水タンクらしいものがちょっとじゃまです。

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でも大丈夫。こちらは自由通路の南側窓からよく見えました。

P101035711ちなみに,現場事務所は自由通路の北側,JR東日本の敷地内と思える場所で,JR東海品川駅からも出入りできそうな感じ。ちなみに「鉄建建設」と看板がかかっていました。順当ですね…。

お好きな方なら,品川駅のボーリング現場から,(たぶんまだ決まっていない)リニア品川駅の構造に妄想をめぐらすこともできそうです。

というわけで,百聞は一見にしかず。通勤・通学,出張の行き帰りに,中央リニアのボーリング現場見物でリフレッシュはいかがでしょうか。

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2009/06/19

中央リニアのボーリング跡地(静岡県静岡市二軒小屋)

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中央リニアでJR東海が希望しているのは南アルプスを貫く「Cルート」。2008年3月に,南アルプスの両側,山梨県早川町のボーリング現場と,長野県大鹿村のボーリング現場を見物したのですが,この間は22kmあります。ひょっとしたら,間に挟まれた静岡県静岡市二軒小屋地域でもボーリングをしているのでは? と気になっていました。大井川沿いの二軒小屋は,道路が通じているところ。JR東海が真剣にCルートを検討しているのなら,二軒小屋近辺でボーリングをしないはずがないようにも思えます。

で,調べていたら,2008年秋にこんなページを見つけました。

(以下引用)
二軒小屋トンネルを出て西俣の分岐から東俣林道を進み、ボーリング工事を右見送って、道に下草が茂って程なく、
「民宿ふるさと」の掲示板ページ,竹魚篭さんの2007年9月21日の書き込み

ひょっとしたら,中央リニアのボーリングかもしれませんが,はっきりしませんね…。これを仮に「第一現場」としておきます。

さらに,2009年に入ってこんなページを見つけました。

(以下引用)
二軒小屋ロッジを発つ
30キロ下流の畑薙第一ダムを目指す
出発時からポツポツ降っていた雨は
30分もすると 本降りになった
雨の中 林道をひたすら歩く

(中略)

ボーリング調査中
JRはリニア新幹線を 
南アルプスの下 通せるかどーか 調査中
大阪ー東京を 1時間で結ぶ予定らしー

「八風窯の読み物、エッセイ『サザン サザン 5』」

印象的なボーリング・マシンの写真が載っています。2007年5月1日の記録のようです。こちらは「第二現場」ということで。

どちらも,2年経ってしまっていたのですが,百聞は一見にしかず。実際に行ってみて,どんな感じか確かめてみることにしました。2009年5月24日のことです。

前日の朝,静岡駅で軽自動車を借り,約2時間半で畑薙ダムへ。そこで東海フォレストの送迎バス(要予約,当日はワゴン車だった)に乗り換え約1時間で椹島(さわらじま)へ。1日目はそこで泊まりました。畑薙ダムからの送迎込み,1泊2食付きで7000円。午後1時ごろ着いたので,近くの鳥森山(椹島からの標高差440m,眺めがちょっとよい,山頂まで1時間半かかった)などに散歩してすごしました。

話はちょっと脱線しますが,畑薙ダムから北の静岡県(静岡市)最北部は,東海パルプの私有地。江戸時代は天領(幕府直轄領)で,家臣の酒井家に管理が任されていました。酒井家が明治維新後に大倉財閥の創始者,大倉喜八郎に売り渡し,東海パルプの土地になったということのようです(東海パルプのページによる)。所有と管理がいっしょくたにされているような気がするのですが,江戸時代は現代の常識が通じないのかもしれません…。

ちなみに畑薙以北は道路も東海パルプのものだったのですが,この近辺は全国でも有数の土砂崩れ地帯。道路の維持管理ができないために,市道にして,静岡市に維持管理してもらっているとのことです。中部電力や東京電力のダムや発電所工事の際には,ダンプも行きかったんだそうです。

話は元に戻り,翌24日。朝,釣り客や散策客向けの片道送迎サービスで二軒小屋まで(宿泊と一緒に要予約,30分)。そこから,まずは第一現場方面へ。跡形もなくなっていましたが,東俣,西俣の分岐を過ぎて道に下草が生えているところまでで,右側にボーリングができそうなスペースがあるのはここだけ。たぶんここで,ボーリングしていたんじゃないかと思います。二軒小屋から20分ほどのところでした。

P10005871上流側から見たところ。蝙蝠岳の登り口のすぐそばです。

ここでボーリング工事をしていた可能性は高いと思いますが,リニアのボーリングかどうかははっきりしません。電力会社の設備のためのボーリングかもしれません。早川町のボーリング現場と大鹿村のボーリング現場を結ぶトンネルができるなら,ここらへんの地下600mほどのところをトンネルが通過しそうなのですが…。ちなみにここは早川町のボーリング現場から7kmほどのところ。標高1440mで,早川町の現場より900mほど高くなっています。

2009年7月10日追記
コメント欄に以下の投稿をいただきました。ここもリニアの現場で間違いないようです
この2つの現場は同じころ、同じ業者様が作業をしていました。第1現場は東俣の蝙蝠岳登山口入口、第2現場はツバクロの河原、その写真の場所で合っています。
どなた様かわかりませんが,ありがとうございました。

ここからちょっと行くと,中部電力の作業用モノレールの発着場がありました。その先は草木が生えて,車は通っていない雰囲気でした。

ちょっとすっきりしませんでしたが,第二現場方面へ向かいます。

第二現場は,「穴を掘らせたなら日本一の秋田県の会社が2007年,2008年の2年がかりでボーリングした」(東海フォレストの方)なんだそうです。リニアのボーリングだったことは間違いありません。

で,Webページの写真と見比べながら歩いていったのですが,なかなかそれらしい場所はありません。

二軒小屋から南に3kmほど歩いたところに跡地らしきものが見つかりました。

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写真はトップ。Webページの写真と符合する風景はここしかありませんでした。あまりあてにならないコンパスから現場と写真を照合すると,西と西北西の間の方角に向け,斜め下にボーリングしたようです。こちらは,穴のあとのふたらしきもの。この向きもWebページの写真と符合します。

ただ,ここは,ほかのボーリング現場を結ぶ線から南にそれています。北に大規模ボーリングをする土地を確保できなかったからでしょうか…。それとも,南よりの経路も検討していた(いる)のでしょうか…。

このあと,椹島まで歩き,そこから送迎バスに乗って畑薙ダムへと帰りました。

ちなみに,鉄道トンネル建設に関するWebページで参考になるのはテクノ・トレジャー。特にすごいのは,中山トンネルや鍋立山トンネル(「あのバイパス路線」の5)のページ。これを読むと気付くのは,長大トンネルは,両端から掘るのではなく,中間に立坑や斜坑を作って,中から両側へも掘っていくこと。もしCルートで「南アルプス・トンネル」を作るなら,二軒小屋付近に1カ所か2カ所,立坑か斜坑つきのトンネル建設基地を作るのではないかと推測しているのですが,どうでしょうか…。

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2008/11/03

リニア実験線の延伸工事現場

2009年12月31日に再び訪問しました。最新の状況はこちら。このレポート,推測の部分はあんまりあってませんでした…。(2010年1月9日追記)
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リニア実験線,延伸工事が始まっているようです。今の実験線を東に7.8km,西に16.6km伸ばし,現在の倍以上の42.8kmに伸ばすんだそうです。で,Web上にある延伸後の実験線の地図で,一番詳しいのはこちら。あんまりはっきりしませんね…。そこで,実際に行って,どこで工事しているか,探してみることにしました。

いろいろ考えた結果,大月まで電車で行き,そこでレンタカーを借り,まずはリニア見学センターへ。ひょっとしたら詳しい地図があるかもしれないと思ったわけです。そこで情報を集めた後,東側(終点側)の延伸工事現場へ。その後,西の延伸工事現場に行って,甲府でレンタカーを返すことにしました。2008年10月25日に行ってきました。

まずは見学センター。場所はここ。

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P1080281当日は走行試験もなかったのに,けっこう観光の人が集まっていたのでびっくり。紙の地図はありませんでしたが,実験線の大きな立体地図があったので,写真に撮っておきました。

P1080282こちらが東側。
P1080283こちらが西側。

見学センターを後にしてまず向かったのが,現在の実験線終点(東側)。トンネル工事が始まっていました(トップの写真)。ここが一番工事現場らしいところでした。場所はここ。

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次に向かったのが最初のトンネルの出口付近。新雛鶴トンネルを上野原市秋山方面に向かい,尾崎で林道に入ります。ここは,工事が始まっているのかはっきりしませんでしたが,一番それらしいのはここ。(2010年1月9日追記:違いました。実際は山越えた北東でした)

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P1080297いったん奥まで行って戻る途中に撮った写真ですが,道路の東側,谷側がパネルで仕切られていました。よく見えなかったけど,この下にトンネルの出口があるのかもしれない…。(2010年1月9日追記:実際はもっと奥でした)

さらに東に向かい,実験線延長工事の終点方面へ。それらしいのはここ。

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P10802981山の北斜面を整地していました。ただし,ここは現在の実験線の終点から8km以上離れています。実験線のあまり詳しくない地図を見ると,延伸線の終点は,トンネルの中で終わっているようにも見えます。もしここが工事現場なら,ここから作業用のトンネルを掘って,リニアのトンネルの終点にたどり着くようにするということでしょうか。

で,こんどは西側に向かいます。ようやく自信をもってここといえるところが見つかりました。ここ。

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P1080308北側の橋の対岸側から現場を望んだところ。
P1080310ここははっきり「リニア実験線」と書いてありました。
さらに西端の起点付近へ。たどりついたのはここ。

詳しい地図で見る

P1080319果樹園のあった一区画のようです。「鉄道・運輸機構山梨リニア実験所 管理用地」の看板が出ていました。遠くにはテントも見えます。起工式がここであったんでしょうか…。実験線の起点付近は地上を走ります。このため,ここが起点だとは断言できません。ただ,ここ,またはここの近くを実験線が通ることは間違いないと思います。(2010年1月9日追記:ここは線路ではありませんでした。線路は200mほど北をほぼ南北に走るようです)

リニア実験線はたいへんな山の中を走るんだということを実感できました…。土地を買収するよりトンネル掘ってるほうが,人に迷惑はかけないし話は早いということなんでしょうね…。

なお,もしまねされようとする人がいるなら,車の運転に気をつけてください。けっこうな山道を走ることになると思います。また,工事の休みの日に行かれることをお勧めします。ほとんどの地点で工事していなかったため,私は幸い体験しませんでしたが,工事のダンプとすれ違うのはお互いとても大変だし,やな思いをすると思います…。

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2008/03/23

中央リニアのボーリング現場(大鹿村)

早川町の現場だけでは懲りず,2008年3月22日,長野県大鹿村にある中央リニアの水平ボーリングの現場に行ってきました。最初は電車+バス+徒歩で行くことを考えたんですが,そうすると大鹿村で必ず1泊することになります。赤石温泉に泊まれば,そこから3km程度で現場にたどり着けそうだし,温泉も魅力的,などといろいろ考えたのですが,予算と時間そのほかを検討した結果,茅野まで電車で,そこからレンタカーを借りて日帰りで行くことにしました。
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35%2F31%2F32.646&lon=138%2F4%2F58.876&layer=0&ac=20417&mode=map&size=s&type=static&pointer=on&sc=6
クリックすると地図が表示されます。山の中です。ここから東側,南アルプスに向けて3kmボーリングするということです。

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行きがけに中央構造線博物館に寄りました。学芸員さんのお話をうかがえました。

大鹿村付近は随所に山崩れが見られます。博物館の右奥に見える山崩れは,1961年に発生したもの。川と対岸を埋めて,数十人の死者が出たんだそうです。博物館の敷地の中に,日本を代表する断層,中央構造線が通過します。ただ,この付近の中央構造線は今では活動度が低く,1万年に1回程度(ここはうろ覚え)しかずれません。むしろ活動的なのは,天竜川が流れる伊那谷の断層なのだそうです。そのほかいろいろうかがいましたが省略します…。

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1時間ほど博物館に滞在したあと,赤石岳に向かって進みます。
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博物館から約6km,15分程度で現場に到着。正確な場所は
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35%2F31%2F32.646&lon=138%2F4%2F58.876&layer=0&ac=20417&mode=map&size=s&type=static&pointer=on&sc=3
でした。標高は900m。
現場の人に写真を撮っていいですかと聞いたら,道路から撮るのは構わないが,敷地には入ってくれるなとのこと。仕事中ですから当然ですよね。
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ボーリングは,ほぼ真東に向かっているようです。残念ながらコンパスを持っていかなかったのでそんなに正確ではないのですが,太陽の位置を見たり,2万5000分1地図と照合するとそう思えました。
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ボーリングが進む方向の真正面のすぐ上は道路になっています。そこから撮った写真。反対側,川の対岸に山崩れが見えます。本物のトンネルを作るのならボーリングとは位置をずらすんでしょうね。大体今のままだと位置が低すぎて,川と支障してしまいそうです。でも,付近はいい塩梅に平地の空き地が広がっていて,作ろうと思えばトンネル工事の基地も作れそうでした。

ユンボで作業していた人に聞いたら,今日だけで見物に何人か来ているそうです。物好きな人は私だけじゃないんですね…。

ちなみに先日訪れた早川町のボーリング現場との直線距離は22km。今はこの22kmを移動するのは半日がかりでしょうが,時速500kmで進むリニアなら2分40秒程度で通過してしまいます。リニアに乗車して,二つのボーリング現場をあっという間に通過する日はくるんでしょうか。

3月25日追記
博物館(大河原)から現場(釜沢)までの道は,山道で幅員3mくらいですが,舗装道。リニアの現場のすぐそばでは,道路工事も行われていて,そのためのダンプが出入りしていました。帰りはダンプに追いついてしばらく後ろを走ったのですが,幅員いっぱいの道をたくみに走るのが印象的でした。

ただ,今のままでリニア工事のためのたくさんの車両を通すのは難しいかもしれません。リニアの工事が本格化して,断面積50平米のトンネルを1日10m掘り進むとしたら,出てくるズリは,1日1000トン(岩石の比重を2として)。少な目の見積もりですが,10トンダンプで100台分です。それだけのダンプをスムーズに通すとなると,離合場所を整備して,運行ダイヤを決めた上で計画的に走らせることになるんでしょうか。

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2008/03/17

名古屋のリニモ

リニアでとりあえずもう一つ。
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名古屋のリニモ,愛知高速鉄道の東部丘陵線です。
これまた古いですが2005年3月6日に初めて乗ったときの写真です。
ご存知かもしれませんが,リニモは常電導浮上式。車体(台車?)が軌道を抱え込むようにして,下から軌道を磁石で吸い付けることで浮上するのだそうです。上海のリニアも常電導浮上式。そうやって見比べていたら,下回りと軌道の関係が似ていることに気付きました。そこで紹介するわけです。

 ただし,リニモは,リニアモーターの制御を車上側でしているのだそうです。リニア地下鉄と同じ方式で,軌道側には金属板を並べます。
 一方JRのリニアや上海のリニアは,モーターの制御を軌道側でしているそうです。軌道側には変電所から制御できるようにしたコイルを並べます。変電所は車両の速度を検知し,必要な加速度を得られるよう,コイルの電流を切り替えるということです。その分上海のリニアのほうが軌道が豪華(?)で,リニモは簡素のようです。
 大変速くするには,どうやら軌道側で制御する必要があるようです。

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 車内は街乗りという雰囲気です。新交通システムの仲間ということですかね…。

 リニアつながりで,リニア地下鉄に乗ったときの写真も紹介しようとも思いましたが,さすがにやめておきます。
大阪,東京,神戸,福岡(あと今度横浜)と,いろんなところにあるので,紹介するまでもないですよね。

 ちなみにWikipediaによると,浮上式のリニアは「マグレブ」(Magnetic Levitation:磁気浮上)と呼ぶのがよいのかもしれません。リニアモーターカーだとリニア地下鉄も入ってしまいますから。と言いつつ,カテゴリはリニアのままにしておきます…。

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2008/03/15

リニア実験線の試乗会

リニアつながり,続けます。
これもちょっと古いけど,2005年8月6日にJR東海のリニア実験線を試乗しました。
10回以上応募して,やっと当たったものです。
ちょうど試乗10万人目の回で,記念のボールペンをもらいました。
てっぺんにリニアのフィギュアがついていましたが…なくしました。
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実験線はほとんどトンネルといってよいのですが,富士急と中央道富士吉田線を横切る1km強の区間は地上を通ります。見学センター兼乗降場もそこにあります。写真は,西南西方向の丘の上からリニア実験線の地上部を見たようすです。左下の赤い屋根が乗降場・そこから顔を出しているのが見学センターです。
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搭乗券(クリックすると拡大します)。
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受付を済まして,ガイダンスを受けて,乗り込みます。
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車内のようす。ちょっと圧迫感があります。もし実用化されるとしたら,室内のサイズは変わるのでしょうか。
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いったん東京方の起点まで進んで,そこから本格的な加速が始まります。加速は非常によく,あっという間に501kmに達します。電車や自動車は,速くなると加速度が悪くなりますが,リニアはそんなことはありません。
実験線では最急勾配が40‰ですが,下りで暴走したり,止められなくなることを心配しなくて良いなら,150‰でもいけそうな感じです。実用的にどの程度の勾配までいけるのかはわかりませんが,リニアは山がちな地形に向いているのは事実でしょう。
ただ,揺れははげしかった。実験用車両は,揺れが激しいという理由で両端の車両は人を乗せないと聞いた記憶があります。超伝導リニアは浮上量が大きいので軌道の変位に強いのだそうですが,それは軌道と車両の間の遊びが大きくなるので,揺れの制御が難しくなることも意味するのではないかと,試乗しながら思いました。ダンパのような揺れを減衰させるものを組み込むことはできないわけですが,実用化のときにはどのように揺れを押さえ込むのでしょうか?
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降りるときに,2号車のデッキからお客を乗せない1号車を遠目に覗いてから帰りました。1号車でも試乗してみたかった…。

ちなみにリニア実験線の試乗会は,現在はやっていないそうです。一方,実験線は延長工事中。延長工事が完成し,また試乗会が行われるなら,ぜひ参加してみたいと思います。

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2008/03/11

上海のリニアモーターカー

相当前の旅行ですが,リニアつながりということで…。
2004年8月10日に,上海のリニアモーターカーに乗りました。ドイツの技術のリニアです。
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今はわかりませんが,当時は片道50元,往復80元,当日の飛行機のチケット(半券可)を持っていると片道40元でした。上海から北京まで陸路を利用したので片道40元のチケットを買いました。当時の円換算で546円です。ちなみにクレジットカードが使えました。

上はきっぷ(表裏),左は車両。車両はかっこいいです…。
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車内のようす。速度は431km/hでました。これが最高速度かどうかは覚えていない…。この速度を体験すると,300km/hはずいぶん遅いなと感じてしまいます。慣れとは恐ろしい…。


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駅から見た線路のようす。ポイントも見えます。なんだかモノレールみたいな軌道です。

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