東北

2012/04/29

春のお花見渡し舟(岩手県北上市)

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 春はお花見。移動する乗り物からお花を眺めると、楽しさもひとしおです。東北岩手の北上展勝地に、お花見のための渡し船があると聞いて、2012年4月27日に行ってきました。実は4月27日は桜はまだ2分咲きでした。2012年は4月29日から5月5日ごろまでが見ごろ(平年より5日ほど遅め)だと思うので、急いで紹介しておきます。

 場所はここ。

 北上駅東口から徒歩10分弱の北上川左岸(西岸)。そこから対岸にある桜の名所、北上展勝地まで、さくらまつり(2012年は4月15日から5月5日)の間、渡し舟(渡し船)が運航されます。運航時間は9時から16時30分の随時、運賃は300円(子供は150円)。ちなみに北上展勝地には駐車場もあるのですが、桜が咲くと周辺は渋滞し駐車場も満杯になることが多いらしいので、だんぜん電車と渡し舟で行かれることをお勧めします。期間中、東口広場には臨時の観光案内所ができ、渡し舟乗り場への看板も数十メートルおきに出ているので、よほどのことがない限り迷うことはないでしょう。

 渡し舟乗り場は北上川のほとりなので、土手を越えて行きます。土手に上がると、対岸の桜が見えてきました。

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 さっそく乗り場に向かい運賃を支払います。待つまでもなく渡し舟はやってきました。

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 乗り込むと、さっそく出航。

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 対岸の乗り場までの距離は185メートル(船に張り出してあった図面による)、所要時間は2分ほどですが、桜並木が一望でき、満開だったらさぞやいい眺めだと思います…。

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 北上展勝地側の乗り場はややワイルド。

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 展勝地側から見た乗り場。

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 展勝地はこんなかんじ。

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 ちなみに展勝地は桜並木になっており、並木道を桜を見物しながら走る馬車(400円)や、川から見物する遊覧船(1000円)もあります。乗り物好きとしてはかなり気をそそられるところではありましたが、当日は桜の開花がいまひとつだったので、パスしてしまいました…。

 馬車も走る並木道。

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 こいのぼりの吹き流しをくぐる遊覧船。

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 ちなみに北上展勝地の渡し船乗り場から歩いて20分ほどのところの陣が丘からは、桜並木が一望に見下ろせて、それはそれは絶景とのこと。私は帰りの渡し船で聞いたので行きませんでした…。

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 というわけで、渡し船で行く花見。春のお出かけにいかがでしょうか…。

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2011/09/01

本州北のはての保存鉄道(青森県むつ市大畑)

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 暑くなると、涼しいところに行きたくなるもの。今年(2011年)のおすすめは、なんといっても東北。その東北の北のはずれ、まさかり形の下北半島のてっぺんに、廃線跡を走るディーゼルカー(気動車)に乗車できるところがあります。大畑線キハ85動態保存会が、下北交通大畑線大畑駅の跡で、そこを走っていた車両をそのまま使って、当時をしのびながら乗車もできるようにしているのです。2007年4月22日に行ってきました。

 場所はここ。

 下北交通の大畑バス停のそば。時刻表はこちら。JRの下北駅からだとむつ線の直行バスのほか、むつバスターミナルで乗り換えていく手もあります。私は八戸でレンタカーを借りて行きました。下北半島の東海岸を走って行ったのですが、荒涼とした風景の中に、原子力発電所や核廃棄物処理施設(それぞれ見学用施設あり)が点在するのが印象的でした…。

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 こんなかんじのところです。ここは、2001年に廃線になった下北交通大畑線の終点、大畑駅のあと。廃線当時、日本エアシステム(JAS)の機長や操縦士だった人で鉄道好きな人たちが、下北交通からホームと線路、走っていたディーゼルカーをそのまま使わせてもらう形で(譲渡か貸し出しかは不明)走らせ始めました。2011年時点では、GEMBUというNPO法人が6月から11月の第3日曜日に当時のディーゼルカーを走らせています。

 さっそく200円を払って一日会員に。これで一日乗り放題になるしくみ。

 2011年現在、走る車両は2両あるのですが、当日はその車両は交代で走っていました。まずはこちら。

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 こちらは下北交通に来る前、国鉄で走っていたときの塗り分けに戻してあります。車両の名前も国鉄時代の「キハ22 150」に。

 中はこんなかんじ。

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 国鉄型のこのシリーズのディーゼルカーは、エンジンが低回転で、止まっているときはカラカラと独特の音がするのが特長。なんかいいかんじですね…。

 しばらくすると、走り始めました。といってもそんなに長い区間は走らないので時速5km程度で、あっという間に行き止まりに。

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 こんどは別の車両に(トップの写真も)。

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 こちらは廃止当時の塗り分けのまま。違うのは塗り分けだけで、中身は前と同じ。

 ディーゼルカーはもう1両あるのですが、そちらは静態保存ということで、車内が鉄道模型のレイアウトになっていました。

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 ちなみに2007年当時は、このほかに小さな入れ換え用機関車(モーターカー)と貨物列車用の車掌車をつなげたものも走っていました(現在走っているかは不明)。

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 こちらも車掌車に一日会員を乗せて走っていたのですが、走る時刻が合わずに乗れなかったのが残念です…。

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 というわけで、本州の北のはての保存鉄道。実は同型のディーゼルカーは首都圏では茨城県のひたちなか海浜鉄道で走っています。なので、このためだけに訪れるのは現実的ではないかもしれません。ただ、下北半島は、観光で訪れる価値のある場所。近くには恐山といった霊山(観光地)や、薬研温泉といったよい温泉もあります。観光のついでにディーゼルカーもよいのではないでしょうか…。

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2010/11/08

船岡城址公園のスロープカー(宮城県柴田町)

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 宮城県の誰でも乗れるスロープカーは、2010年11月現在、私が知る限り二つ。仙台市の佛国寺にある愛子大仏と柴田町にある船岡城址公園。このうち船岡城址公園のスロープカーについては、「楽しい遊覧鉄道」(ものぐさ太郎さん)というWebページで楽しく紹介されていたのですが、そのWebページは、2010年10月末でいったんお休みになってしまいました…。Web上であんまり情報がないのもなんなので、すごく簡単ですが、このブログで紹介します。2004年7月25日に行ってきたときの記録です。

 ちなみに、私が行った2004年時点では7月も運行していたのですが、あらためて調べたところ、2010年現在、運行は4月上旬から下旬(桜の開花時期に合わせて変わる)の「しばた桜まつり」の期間の午前9時から午後8時までと、2010年は10月20日から11月10日までの「みやぎ大菊花展柴田大会」の期間の午前9時から午後4時までに限られるようです。今年乗りたいならあと2日しかありませんが、でも大丈夫。船岡城址公園は宮城県内でも有数の桜の名所のようなので、来年の春、桜といっしょに楽しむこともできるはず…。

 場所はここ。

 JR東北線の船岡駅から徒歩20分というところ。乗り場は、小高い丘になっている公園の中にあるので、歩いて行くと最後がちょっと大変。足に自信がなければタクシーを使われるのもよいでしょう。

 こちらが公園の中の案内。

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 船岡駅は、右下のさらに下になります。スロープカーは、真ん中やや左下の乗り場から山を登って頂上(左上)の船岡平和観音の近くまで行きます。ちなみに平和観音は高さ24メートルで、展望台も兼ねています(胎内を胸の高さまで登れる)。

 乗車券はスロープカー乗り場のちょっと下、駐車場のそばにある売店で買うようになっていました。料金は船岡平和観音入場料込みで往復500円。

 こちらが乗り場。

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 これがスロープカー。

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 これが車内。

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 これが頂上からのながめ。

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 説明が淡白なのは、あんまりよく覚えていないからです。ごめんなさい…。

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2010/06/12

いもこ列車で蒸気機関車体験(山形県河北町)

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 走っている蒸気機関車の運転台に乗ってみたいと思うのは乗り物好きの常。でもそのために鉄道会社に就職するのは、自分の人生にとってどうだろうか(映画じゃあるまいし)…と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。でも大丈夫。山形県河北町では地元の青年会議所が中心となって、走っている蒸気機関車の運転台にだれでも乗れるイベントを定期的に開催しています。2004年6月6日に行ってきました。

 河北町は最上川の左岸(西側)に位置する町。右岸を走る奥羽本線と連絡するために、1916年(大正5年)に奥羽本線神町駅から河北町まで軽便規格(線路の幅762mm)の谷地軌道が開通。その谷地軌道は1935年(昭和10年)に廃止されてしまったのですが、そこを走っていた蒸気機関車をしのんで、1988年(昭和63年)から蒸気機関車を町中の河北中央公園の一角で走らせているのだそうです

 場所はここ。

 私は前後の予定の関係でレンタカーで行きました。バスは、山形から寒河江経由で終点の荒町南下車(時刻表はこちら)か、さくらんぼ東根駅から河北町役場行きのバスで河北中学校前下車(PDFの時刻表はこちら)がよいようです。

 運行は4月から10月の月1回。2010年の運行予定日は電鉄倶楽部さんのWebページで紹介されています。運行時間は午後1時から午後3時の随時。詳しいことは、河北町役場都市整備課(Tel 0237-73-2114)にお問い合わせいただくとよいでしょう。

 蒸気機関車は、河北中央公園の北の端を走ります。公園の外から見た蒸気機関車。

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 ちなみにこの蒸気機関車、「いもこ列車」という名前が付いています。いもこ列車という名前は、谷地軌道時代に、蒸気機関車の煙突がいもこ(里いも)に似ていたことから付けられたもの。現在走っている蒸気機関車は、このブログでも紹介した台湾の渓湖糖廠で走っていたものだそうですが、導入に合わせて煙突の形をわざわざ当時の形に合わせた(飾りを付けた?)んだそうです。

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 こちらの機関車、「347」というプレートです。見返していて、渓湖糖廠で現役の「346」と続き番号であることに気付きました。細かいところもよく似ているようです。

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 薪をくべると、黒い煙をもくもくと吐き出し始めました。

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 機関士さんにお断りして運転台に乗車。ちなみに料金はただ。

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 100mほどの距離を1往復するだけですが、かなり楽しかった…。運転はできませんが、これはかなり貴重な体験です。私はつい、2回乗ってしまいました…。

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 というわけで、蒸気機関車好きの方にはかなりおすすめのいもこ列車。芋煮会や山菜料理めぐりのついでにいかがでしょうか…。

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2010/01/05

雪上車で温泉めぐり(秋田県仙北市玉川温泉)

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日本の温泉の中で酸性度が一番高いのは玉川温泉。岩盤浴ができることでも有名です。さらに冬の間は雪上車の送迎ももれなくついています。2009年2月20日から21日にかけて行ってきました。

場所はここ。

毎年12月1日から4月下旬までの間,玉川温泉には,JR田沢湖線(秋田新幹線)田沢湖駅から羽後交通バスで新玉川温泉へ,さらにそこから雪上車に乗り換えて行くことになります。新玉川温泉に行く道路は,冬季間一般車通行止めになるので,必ずバスと雪上車を乗り継ぐ必要があります。田沢湖駅からは1日4本,所要1時間4分で1400円(いずれも2010年2月時点)。北国の凍結路の路線バスの運転は,いつ見てもほれぼれしますね(すごく上手)。

ちなみにこの時期玉川温泉に行くには,玉川温泉か新玉川温泉に宿泊する必要があります。玉川温泉に泊まる場合は宿の送迎,新玉川温泉に泊まる場合は岩盤浴の送迎になるわけです。私は玉川温泉の一番安い部屋に泊まりました(1泊2食8950円だった)。今から考えると,新玉川温泉に泊まって1日目と2日目に岩盤浴に行くと,雪上車に倍乗れたような気がする…(ちなみに玉川温泉と新玉川温泉の源泉は同じ)。

で,行きに私が乗ったのは,こんな雪上車(トップの写真も)。

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運転台を見る限り,トラックを改造したようにも見えます。でも,どのように改造すればこのようになるのかは,想像もつきません。

P1090458中はこんな感じ。後ろから。

P1090460前から。

帰りに乗ったのは,マイクロバスの冬季仕様(?)

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ちなみに,雪上車の乗車感覚は,ごとごと揺れることを除けば,船に近いような感じがしました。車輪(?)が路面をきちんとグリップしていなくて,滑っているような感じ。ことにマイクロバスの雪上車は,ハンドルがあんまり利いていないのでは,と思わせるような感覚。実際に運転したわけではありませんが,普通のマイクロバスと操作感がけっこう違うのではないでしょうか…。

ほかにも,いろんなタイプの雪上車が走りまわっていました。

本格タイプ。

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ワゴン車の冬季仕様(?)
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玉川温泉は,いろんな効能があってまじめに湯治している人も多いのですが,いろんな雪上車があって楽しいところでもあります。病は気から。湯治に加え,雪上車で楽しむと寿命も延びそうです。お出かけがおっくうになりがちな冬のお勧めスポットです。

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2009/12/30

雪上車で山登り(秋田県仙北市駒ヶ岳)

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高いところが好きな人にとって雪山はあこがれのまと。でも生命をかけてまではちょっと,とためらっている方も多いことでしょう…。でも大丈夫。日本国内には雪上車で登山できちゃう山があります。秋田県の田沢湖を見下ろす駒ヶ岳に2009年2月22日に行ってきたときの報告です。

場所はここ。

駒ヶ岳のふもと,田沢湖高原温泉から駒ヶ岳の八合目までを往復します。気候条件次第ですが,1月中旬から4月下旬まで。主催はたざわ湖スキー場,2010シーズンは「ホットニュース」のところに案内が載っています。片道3000円,往復3500円。2009年は,午前午後それぞれ1便だったと思いますが,2010年以降はスキー場に問い合わせたほうがよいでしょう…。私は,一ヶ月ほど前に電話で予約しました。8人乗りなので予約が望ましいのですが,当日の天気次第では運転しないこともあるのがちょっとつらいところではあります…。発着の場所は,田沢湖高原温泉の「アルパこまくさ」という日帰り温泉施設の駐車場。アルパこまくさには,田沢湖駅からバスの便があります。羽後交通バスで34分,600円。

7時半の出発時間のちょっと前に行ってみると,止まっていました(トップの写真)。正面に排雪器がついて,キャタピラの幅が広い…。深くて新しい雪にも対応する本格仕様に見えます。実はこの雪上車,もともとはスキー場の整備用のものに客室を着けたんだそうです。

P1090550後ろから見たところ。客室の出入り口は真後ろにあります。

P1090557客室の中。暖房は付いてなかったと思う…。でもみんなそれなりのかっこうをしているので大丈夫。満員で出発。

P1090551最初は窓から外が見えていたのですが…

P1090555高度を上げるにつれ,あっという間に窓は凍りついてしまいました。ちなみに乗る前は道のない雪山を登っていくのかと想像していたのですが,実際は最初は廃止になった(田沢湖高原)スキー場のゲレンデを登り,そこから(たぶん1~2mくらい)雪の積もった県道を登っていきます。そりゃそうですよね…。

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こちらは駒ヶ岳八合目。30分ほどで到着です。お天気が良ければ大変いい眺めだと思うのですが,当日は吹雪もようで何も見えなかった…。ここで私以外の人は全員降りられました。雪上車が登ってきたところをスキーで下るということのようです。たぶん雪上車が通ったあとは適度に圧雪されて滑りやすいと思う…。

で,帰りは一人なので,運転席の横の特等席に乗れました。

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たくさんレバーがあって,運転を見ていても何がなんだかわかりませんでした…。走行しながら排雪器を上下したり傾けたり左右したりするため,複雑な操作です。ちなみに公道ではないので免許はいらないのだそうです。運転されていた方によると「慣れだよ」とのことでしたが,相当のものじゃないでしょうか…。ちなみに雪上車の値段(高い)や燃費(悪い)など,興味深い話をいろいろ伺いましたが,ほとんど忘れました…。

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というわけで,楽しさは天候に大きく左右されると思うのですが,乗り物好きなら乗ってるだけで楽しい雪上車。田沢湖近辺を観光/スキーの際にはいかがでしょうか。

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2009/12/01

スロープカーで大仏参り(宮城県仙台市)

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日本に住んでいる人なら,一度くらいは大仏参りをしたことがあるはず。そんな大仏のひとつ,宮城県仙台市の佛国寺(ぶっこくじ)にある愛子(あやし)大仏は,お参り用にスロープカーを備えています。2009年9月13日に行ってきました。

場所はここ。

JR仙石線の愛子駅から歩いて30分ほど。仙台駅や愛子駅から仙台市営バスもありますが,あまり便利ではない。私は,行きは愛子駅からタクシー,帰りは愛子駅まで歩きました。ちなみにタクシーは890円かかりました。運転手さんには,「スロープカーに乗りたいので大仏下の駐車場まで」とお願いするとよいと思います。ただ「大仏まで」というと,スロープカーが不要な大仏の目の前まで行ってしまいそうです…。

愛子大仏は,南側の谷川と住宅地を見下ろす形でそびえています。スロープカーは南側の低い所にある駐車場と大仏のあいだを墓地を経由しながら結んでいます。

これがスロープカー。

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こちらが乗り場。「駐車場」駅(?)というらしい。スロープカーにはドアがありません。代わりにバー(棒)が付いている。窓もガラスはなく,網が張ってある,開放的なスタイルです。

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ナムナム号というらしい…。

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動き出した車内のようす。中央上に見える茶色の箱は「浄財箱」。「お気持ちは,浄財箱へ…」ということなので,50円を浄財箱へ。ありがたや…。

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途中に「霊園」駅があり,お墓参りにも利用できるようになっています。

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てっぺんの,大仏とお寺のそばの「佛国寺」駅で。ナムナム号だ…。独特のセンスですね…(もちろんほめてる)。

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こちらが間近で見る大仏さま。ありがたや…。ちなみにスロープカーの浄財50円は,お賽銭兼用ということにさせていただきました。バチあたりですね…。

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大仏さまが鎮座されているところから南側を望む。お墓の脇にスロープカーの線路があります。川は谷が深いので直接は見えません。JR愛子駅周辺の街ははるかかなたです…。

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大仏さまの北側には,市営バスも走る道路を挟んで佛国寺があります。この佛国寺,無宗派で,割と最近できたお寺らしい…。

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というわけで,宗教心のある方も,さほどない方も,スロープカーで大仏参りはいかがでしょうか…。

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2009/10/20

北上川の山田の渡し(宮城県石巻市)

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北上川に二つ残る渡船のうち一つは,宮城県石巻市の樫崎と山田を結ぶ山田の渡し。正式には石巻市の市道樫崎山田線渡船区間というらしい。2009年9月12日に行ってきました。場所は地図の右下。

ここはもともと北上川が流れていなかったところ。河道を開削して流れを変えたのですが,その影響で山田地区が孤立してしまいました。そのため,1931年から運航されているということです。運航は山田船場維持組合に委託。実際は1人の方が40年以上船頭を務めておられるみたいです。

近年では利用者も減り,2008年には廃止の話も持ち上がりました。新聞報道はここ。続報がなかったので,廃止になっているようにも思えたのですが,市道を所管している石巻市役所桃生総合支所に電話して聞いたところ,「無くなると困るという声が強かったので,運航を続けています」というお話。確か日曜は休みだったと聞いたと思う…。ただし,事態は流動的なので,もし行かれる方がいるなら,事前に総合支所に運航状況を確認することをお勧めします。

で,当日は地図右上の柳津駅方面から歩いて向かいました。距離は6kmほど。急いで歩いて1時間強。のんびり歩くと2時間弱ほどでしょうか。国道45号線を歩いていくと,場違いな横断歩道があります。集落から渡船乗り場に行く人は国道を渡るからですね…。地図で大体の目安をつけて,横断歩道のところで川岸に出るようにするとよいでしょう。

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こちらが乗り場。手がかかっていませんね…。

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対岸のようす。

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目を凝らすと,渡船が見えます。

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しばらく待っていると,気づいてやってきていただけました。ちなみに渡船小屋が対岸にあり,気づいてもらえるか不安だったので,1時間半ほど前に電話して行くことを予告して行きました。電話で話したところお昼どきははずしたそうがよさそうな感じでした。

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到着した船。

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離れ行く河岸。

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近づいてくる対岸。

あっという間でした…。

このあと,地図中ほどの桃生小学校まで20分ほど歩き,列車の時刻を考えてそこでタクシーを呼んで陸前豊里駅まで行ってもらいました。1310円。ちょっと高かった…。

というわけで,なかなか乗りにくい山田の渡し。天気のいい日に折りたたみ自転車でサイクリングがてらというのがいいと思うのですが,いかがでしょうか。

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2009/09/22

北上川の鴇波渡し(宮城県登米市 - 豊里町)

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北上川は東北で長さ最長,流域面積最大の川。常設の渡船は私の知るところ二つ。そのうちのひとつ,宮城県登米(とめ)市津山と,豊里町鴇波(ときなみ)を結ぶ鴇波渡しに,2009年9月12日,行ってきました。

場所はここ。

JR気仙沼線の柳津駅が最寄りの登米市津山の市街と,豊里町鴇波の集落を結びます。鴇波に住んでいる方のための渡船という位置付けでしょう。

事前に下調べした結果,(1)時刻は8時,8時40分,10時,11時,13時,14時,15時,16時,17時,17時30分,18時の11回,(2)日曜は休み,(3)ただ,(4)登米市と豊里町が出す費用で個人が受託して運営している--らしいことがわかりました。で,当日は東京方面から新幹線に乗り,仙台で気仙沼行きの快速に乗り換え,柳津駅についたのは午前10時ちょうど。

11時の渡船に向こう岸(鴇波)から乗りたいと思ったのですが,とりあえず,津山(柳津駅側)の渡船場を確認しておくことにしました。

駅前の案内図に渡船が描かれていることを確認して,

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それらしきところに向かいます。

行ってみると,立派な船着場が!

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でも,近づいてみると…

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立ち入り禁止。ほかに「河川管理,震災対策が目的」とも書かれてあって,ちょっと違う雰囲気です。対岸には,渡船の船らしきものも見えるのですが…。で,周りも探してみたのですが,渡船の船着場らしきものは見当たらず。

不安を抱えつつ,対岸に向かうことにしました。

実は,対岸に徒歩で渡れる橋は上下流それぞれ6kmほど離れています。でも,すぐ下流の新旧北上川の分岐点に水門があって,そこを歩いて渡れるらしいという情報もありました。うまく歩いて渡れるなら,40分ほどで対岸の渡し場に着きそうでした。

が,津山の渡船場を探してうろうろしていたので,30分が経過。このままでは11時の便に間に合いません。そこで,水門までタクシーを利用(営業所は市街地の国道沿いに2軒ある)。690円。タクシーの運転手さんに「渡れますか?」と聞いたら,「工事中だけど徒歩なら渡れるんじゃないかなあ?」と心もとない返事。とにかく行ってみることにしました。ちなみに運転手さん,渡船場の場所を知りませんでした。少なくとも津山側の人にとっては,渡船はなじみないもののようです。

「平成18年(2006年)11月上旬から自動車通行止め」の表示が出てましたが,歩きなので通行。

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自動車が問題なく通れそうな道でした。

で,11時ちょうどに渡船場に到着。

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かすれかかった案内板。

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待っていても船頭さんが登場しないのであきらめかけていたら,11時20分前に軽トラックが登場。

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無事乗れました。

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船頭さんによると,この渡船を利用する人は,「何人もいない」とのこと。ちなみに11時の便が11時20分に出たのか,もともと11時20分の便なのかは聞きそびれました。

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津山側の渡船場は,立派な船着場のすぐ左(上流)でした。これは初めてだと絶対わかりませんね…。

ここの渡船,時間になると船頭さんが軽トラックで巡回してきて,渡りたい人を探すしくみのようです(たぶん)。乗り慣れているなら大丈夫だけど,初めてだと難易度高いです…。

ちなみに,自動車通行止めになっていた旧北上川の水門部分は,国土交通省の「かわまちづくり」事業で工事中(リンクはPDF)のようす。歴史的に貴重な鴇波洗堰(あらいせき),脇谷(わきや)洗堰を中心とした公園を2010年3月の開園を目指して作っているようです。治水特別会計で公園を整備することに是非の議論はあるでしょうが,春や秋なら渡船と合わせて楽しく遊べるようになるかもしれません。

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2009/03/01

ボンネットバスに乗って温泉めぐり(岩手県八幡平市松川温泉)

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 日本国内で定期路線としてボンネットバスが走るのは,冬の間だけ。岩手県北バスが,盛岡バスセンターから岩手県の山奥にある松川温泉を結ぶ一部区間に使っています。2009年2月22日に行ってきました。

P1090609私がバスに乗ったのは盛岡駅から。最初は普通の観光バスタイプの車。ちなみに盛岡駅から松川温泉まで運賃は1110円。松川温泉まで2時間ほど,たぶん距離も50kmほど。バスとしては割安です。さらに私は1000円で1100円分乗れるバスカードを車内で購入しました。これなら実質1010円になるわけ。

P10906101時間半ほどで八幡平ロイヤルホテルに到着。ここで待っているボンネットバスに乗り換え。盛岡からのバスを降りるときに行き先までの運賃を精算してボンネットバスに乗り込みます。

ここから山の中の圧雪路を松川温泉まで。このボンネットバス,実は4輪駆動。2輪駆動の普通のバスでは厳しい区間を代わりに走るわけです。ちなみにこのバス,1968年製。40年以上走り続けています。当日は吹雪でしたが,約7kmを20分で松川温泉に到着。パワステやリモコン式の変速レバーとは無縁の,メカニックなバスのドライブは,バス好きに限らず,自動車好き,乗り物好きにもたまらない体験です…。

P1090612バスの終点は松川温泉の一番奥にある峡雲荘の敷地内。

P1090613そこでは転回できないので,いったん上の駐車場までバックして方向転換。
P1090615バックして下りてきます。

で,バスを見送って,峡雲荘で日帰り温泉してきました。500円。いい湯でした…。

P1090640帰りのバスの待ち時間に,運転手さんにお話を伺いました。このバス,4駆ですが,普段は後輪の2軸駆動で運転しているのだそうです。駐車場で坂道を折り返すような限られたときにだけ4駆に切り替えて運転しているそう。運転席もいい感じですよね…。
P1090638運転席の拡大写真。大きなフロアシフトの手前(右下)に二つ並んでいるのは,左が4駆-2駆切り替え,右が低速-高速切り替え。駐車場から折り返してきたばかりなので,4駆,高速になっていました。フロアシフトの左手にあるのはウインチのレバー。その上にあるのはエンジン停止用の「デコンプ」というレバー。運転手さん,「昔ながらのこのバスはデコンプを引いて圧力を抜くことでエンジンを止めるのです。やってみますか」といってエンジン止めの実演までしていただきました。いきなりエンジンが止まったのでびっくりしました…。
P1090641ついでに車内のようす。
P1090649このバス,バス会社に大切にされたおかげで,元気に走っています。しかし,この現役ぶりは,走る産業遺産といってもいいくらいでしょう。調べてみたら,2009年現在,一部メーカーは4駆のマイクロバスを製造・販売しているようです。部品の手配やメンテを考えたら,バス会社がいつ新車に切り替えても不思議はありません。バス好きだけでなく,自動車好き,ディーゼルエンジン好きの方は,お早めに訪問されることをお勧めします。時刻表はこちら。八幡平ロイヤルホテルと松川温泉の間が雪道の期間だけ,1日3往復ですのでお間違いなく・・・。

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