温泉

2009/03/01

ボンネットバスに乗って温泉めぐり(岩手県八幡平市松川温泉)

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 日本国内で定期路線としてボンネットバスが走るのは,冬の間だけ。岩手県北バスが,盛岡バスセンターから岩手県の山奥にある松川温泉を結ぶ一部区間に使っています。2009年2月22日に行ってきました。

P1090609私がバスに乗ったのは盛岡駅から。最初は普通の観光バスタイプの車。ちなみに盛岡駅から松川温泉まで運賃は1110円。松川温泉まで2時間ほど,たぶん距離も50kmほど。バスとしては割安です。さらに私は1000円で1100円分乗れるバスカードを車内で購入しました。これなら実質1010円になるわけ。

P10906101時間半ほどで八幡平ロイヤルホテルに到着。ここで待っているボンネットバスに乗り換え。盛岡からのバスを降りるときに行き先までの運賃を精算してボンネットバスに乗り込みます。

ここから山の中の圧雪路を松川温泉まで。このボンネットバス,実は4輪駆動。2輪駆動の普通のバスでは厳しい区間を代わりに走るわけです。ちなみにこのバス,1968年製。40年以上走り続けています。当日は吹雪でしたが,約7kmを20分で松川温泉に到着。パワステやリモコン式の変速レバーとは無縁の,メカニックなバスのドライブは,バス好きに限らず,自動車好き,乗り物好きにもたまらない体験です…。

P1090612バスの終点は松川温泉の一番奥にある峡雲荘の敷地内。

P1090613そこでは転回できないので,いったん上の駐車場までバックして方向転換。
P1090615バックして下りてきます。

で,バスを見送って,峡雲荘で日帰り温泉してきました。500円。いい湯でした…。

P1090640帰りのバスの待ち時間に,運転手さんにお話を伺いました。このバス,4駆ですが,普段は後輪の2軸駆動で運転しているのだそうです。駐車場で坂道を折り返すような限られたときにだけ4駆に切り替えて運転しているそう。運転席もいい感じですよね…。
P1090638運転席の拡大写真。大きなフロアシフトの手前(右下)に二つ並んでいるのは,左が4駆-2駆切り替え,右が低速-高速切り替え。駐車場から折り返してきたばかりなので,4駆,高速になっていました。フロアシフトの左手にあるのはウインチのレバー。その上にあるのはエンジン停止用の「デコンプ」というレバー。運転手さん,「昔ながらのこのバスはデコンプを引いて圧力を抜くことでエンジンを止めるのです。やってみますか」といってエンジン止めの実演までしていただきました。いきなりエンジンが止まったのでびっくりしました…。
P1090641ついでに車内のようす。
P1090649このバス,バス会社に大切にされたおかげで,元気に走っています。しかし,この現役ぶりは,走る産業遺産といってもいいくらいでしょう。調べてみたら,2009年現在,一部メーカーは4駆のマイクロバスを製造・販売しているようです。部品の手配やメンテを考えたら,バス会社がいつ新車に切り替えても不思議はありません。バス好きだけでなく,自動車好き,ディーゼルエンジン好きの方は,お早めに訪問されることをお勧めします。時刻表はこちら。八幡平ロイヤルホテルと松川温泉の間が雪道の期間だけ,1日3往復ですのでお間違いなく・・・。

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2009/02/02

渡船に乗って温泉めぐり(和歌山県勝浦温泉ホテル中の島)

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日本には,船でしか行けない温泉が私の知るところ3ヶ所にあります。以前紹介した富山県の小牧温泉,そして和歌山県勝浦温泉のホテル中の島ホテル浦島。このうちホテル中の島は,勝浦港の沖合いに浮かぶ島の温泉ホテル。島めぐりをされている方にとってもはずせないところでしょう…。2008年11月16日に行ってきたときの報告です。

乗り場はここ。

紀伊勝浦駅から歩いて5分ほどのところです。ここから地図の下にあるホテル中の島まで1時間に4本の割合で渡船が出ています。ちなみにホテル浦島行きの渡船も同じ場所から出ています。ホテル浦島は島ではなくて半島にあるのですが,渡船でないと行けないようです(このブログを書いていて初めて気づきました…)。

中の島ホテルはたいへん立派な温泉ホテルで,泊まるとすれば1泊1万円を下ることはないと思うのですが,うれしいことに日帰り入浴も可。14時から20時まで,タオル,往復の渡船込みで1000円。かなりお得です…。で,日帰りで利用しました。

P1080517こちらが乗り場。ホテル中の島行きだけでなく,ホテル浦島行き,遊覧船も同じ桟橋から発着します。ちなみに右奥に見えるのがホテル中の島,左奥に見えるのがホテル浦島。

P1080525桟橋で待っていると,かわいい渡船がやってきました。

桟橋に着くと人が乗り降りします(トップの写真)。私は午後2時すぎに乗ったので,従業員の通勤の方が多かったようです。

で,ほどなく出航。

P1080529船内のようす。船の後部が高くなっていました。

P1080530接近する中の島。3分ほどで到着します。

P1080543ホテルの玄関は船着場です…。

P1080532ロビーにあった案内図。島全体がホテルの敷地で,建物の中を歩き回るだけで結構な距離があります。展望台まで遊歩道があるのですが,片道10分はかかります。

P1080534フロントで1000円払い入浴。巨大温泉ホテルの温泉なので,ぜんぜん期待していなかったのですが,すごくよいお湯でした。ちょっとしよっぱく,ぬるぬるして少し硫黄の香りがしました…。塩素はまぜていなく,ほぼかけ流しといっていいみたいです。巨大温泉ホテルは,大きな浴槽を維持するために,「プロが選ぶ宿」でトップクラスであっても,循環で塩素を混ぜることがあります(がっかりした体験もあります)。ホテル中の島も,決して小さな浴槽ではないのに,これだけの泉質を維持しているのは驚きです。

というわけで,船でしか行けないだけでなく,ホントにいい温泉のホテル中の島。近くに立ち寄られる際は,いかがでしょうか…。

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2008/11/18

ケーブルカーで温泉めぐり(徳島県三好市)

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全国には,ケーブルカーでしかたどり着けない温泉がいくつかあります。そんな温泉が2ヶ所あるのが,徳島県の祖谷(いや)渓。かずら橋の近くにある,「ホテル祖谷温泉」と「新祖谷温泉ホテルかずら橋」です。

まずは,ホテル祖谷温泉の報告。場所はここ。2003年10月17日と2006年10月14日に行きました。特に断りのない限り,2006年10月14日時点の情報です。

詳しい地図で見る

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こちらはホテルから見た祖谷渓(2003年10月17日)。ホテルは祖谷渓ぞいの一本道に面しています。道は,山の中腹にへばりつくように走っているのですが,温泉の源泉は谷底。源泉の一部は,ポンプで道路沿いのホテルまで持ち上げているのですが,やっぱり源泉の近くが泉質はよい。そこで高低差170メートル,延長250メートルのケーブルカーで下って,温泉を使えるようにしているのです。トップはケーブルカーの写真。

ホテルの前は,阿波池田駅から祖谷渓(出合)経由のかずら橋行き四国交通バスが通ります(経由が違うと通らないので注意)。1日3本。私は,前後の予定の都合で,レンタカーで行きました。

Rimg1317入湯料は1200円(2008年11月時点では1500円)。タオル付きだったと思います。これでホテルの中にある展望大浴場,谷底の露天風呂,露天風呂に行くためのケーブルカーが全部つかえちゃいます。

車内のようす。上から。
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こちらは下から。
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乗車時間は5分ほど。谷底の駅。
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谷底の駅から見上げるホテル。

ここの温泉,ちょっとぬるいのですが,すごくいいお湯だと思います。昇り降りで冷えるので,長めにお湯をつかうのがいいんでしょうね…。こちらは,ケーブルカー好きだけでなく,温泉好き,一軒宿好きの人にもお勧めです。

で,祖谷温泉から,かずら橋方向に進んだところにあるのが,新祖谷温泉ホテルかずら橋。場所はここ。

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こちらは阿波池田駅から大歩危峡・大歩危駅経由かずら橋行き四国交通バス(1日4本)も通ります。4月から11月の土日は,大歩危峡とかずら橋の間に区間便が1日4本走るので,かなり便利といえるでしょう。こちらは2003年10月17日に行ってきたときの報告。

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こちらの温泉は,小山の上に露天風呂があり,そこに登るためのケーブルカーです。

入湯料は1000円,タオルは100円でした(2003年当時)。
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小屋みたいですね…。
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車内のようす。谷側をとったもの。外に見える石臼は,車両に付いているもの。飾りでしょうか,それとも重しでしょうか…。
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ドアは手動。写っていませんがドアの右側には運転ボタンがあります。エレベータみたいなものですね。
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露天風呂。こちらの露天風呂,景色はいいのですが,ちょっとカルキのにおいがしました。ケーブルカー好き,ながめのいい露天風呂好きの人向けですかね…。

ちなみに,この近くの祖谷ふれあい公園には,「てんとう虫モノライダー」という乗り物があります。てんとう虫型デザインの一人乗りモノレール。場所はここ。

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2006年10月14日に乗りました。料金は400円(当時)。
Rimg1311ちょうどカメラの電池が切れたので,ほとんど写真が残っていないのですが,1枚だけ。下に見えるのがてんとう虫の触角。うーん,ここまでくるとものずきですかね…。

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