トラム・路面電車・LRT

2011/07/05

シドニー近郊保存鉄道めぐり

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 シドニーは、近郊電車が発達している都市。その気になれば、相当のところまで電車で行けてしまいます。ただ電車に乗っているだけでも楽しめますが、途中で下車して観光すればもっと楽しめるでしょう…。というわけで2010年5月9日、シドニー近郊の保存鉄道を回ってきました。


1.イラワラ軽便鉄道(Illawarra Light Railway)

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 シドニーから約80km南、アルビオンパーク(Albion Park)という町で、イラワラ軽便鉄道博物館というNPO団体がさとうきび畑や工場、建設現場で使用していた機関車や車両を保存しています。毎月第2日曜と、そのほか年に何日かの休日は、午前10時半から午後4時まで、動く列車に乗車できる運転会を開催しています(トップの写真も)。案内はここ

 場所はここ。


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 シドニー近郊鉄道(CityRail)南海岸線(South Coast Line)のアルビオンパーク駅から歩いて15分ほど。シドニーからアルビオンパークまでは早い列車で2時間くらい。列車は乗り換え便も含めると1時間に1本ほど出ています。私が訪問した日は、線路のメンテナンスで南海岸線はシドニー - ウーロンゴン(Woollongong)間が運休。代行バスでウーロンゴンまで、そこから列車に乗り換えていきました。私は乗り放題券(MyMulti Day Pass)を使ったので20豪ドル、当時のレートで1546円ほどかかりました。単純往復なら、もう少し安く行けたと思います。

 駅から歩いていくと、看板が。

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 お子様連れが多いようす。でもせっかく日本から来たので、思い切って入ってみました…。

 蒸気機関車や蒸気機関の煙が気分を盛り上げます。

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 乗車できるのは、線路の幅610mmの蒸気機関車列車と、線路の幅185mmのミニチュア列車。両方2回ずつ乗れるきっぷ(All Rounder Ticket)を購入($10、773円)。ほかにも1回券や乗り放題券など、いろいろなきっぷが用意されています。

 まずは蒸気機関車列車。当日運行していたのは、オーストラリア北部、クイーンズランド州のさとうきび用鉄道で使われていた機関車でした。客車はさまざまで、中には路面電車だったものもあったようです。

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 1kmほどの周回の線路を2周します。

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 2周目で駅を通過するときは、チアガールがお見送り。

 運営しているのはボランティアだと思うのですが、みなさんいいかんじでした…。

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 ミニチュア鉄道は、日本でも遊園地にあるようなかんじのものでした…。

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2.シドニー路面電車博物館(Sydney Tramway Museum)

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 シドニーとアルビオンパークの中間、といってもかなりシドニーよりのロフタス(Loftus)には、シドニー路面電車博物館があります。イラワラ軽便鉄道の帰りに寄ってみました。

 場所はここ。


より大きな地図で シドニー路面電車博物館 を表示

 シドニーから直接行くのなら、南海岸線のロフタス駅のすぐそば。1時間弱というところでしょうか。毎週日曜日の午前10時から午後5時までと、水曜日の午前10時から午後3時までが開館(運行)時間。そのほかオーストラリアの学校の休暇期間中は平日も開館するようです。詳しくはこちら

 オーストラリア国内だけでなく海外からも路面電車を集め、一部は線路を走らせて乗って楽しめるようになっています。入館料は当時$10(773円)でしたが、2011年7月時点では$15に値上がりしているようです。

 私はかなり遅めの閉館しかけの時間に着いたのですが、間に合いました。

 まず乗ったのがこれ。

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 どこを走っていた車両だったかは覚えていません。

 車内はこんなかんじ。

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 この電車で500mほどの線路を往復。

 次はメルボルンで走っていた電車。

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 この電車でやはり500mほどの別の線路を往復。

 途中で幹線道路を自動車を止めて横断するのにはびっくりしました。

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 折り返し地点。

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 もどってきて、車庫を見物。

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 世界中の路面電車が集められているようす。京都市電も1両保存されていました。

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 というわけで、シドニー近郊の保存鉄道。乗り物好きならきっと楽しめることでしょう…。

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2008/07/05

ベルリン市内のレトロなトラム

P81000932003年8月10日,ベルリン旅行中に路面電車(トラム)に乗っていたら,たまたま通りがかった車庫で,「トラム祭り」(勝手に命名)が開かれていました。もちろん電車から降りて参加。そのときの報告です。

P8100079それは,Sバーン(郊外電車)5系統マールスドルフ(Mahlsdorf)駅から路面電車62系統Wendenschloß(読み方不明)行きに乗っていたときのことでした。ベルリンの路面電車は全般にモダンでかっこいいのですが,最新に近いモデルの電車で移動中。行く手にありえないほど古い電車が走っているではありませんですか。と,車庫のある停留所に到着。何だかお祭りだったのであわてて降りたわけです。ケペニック車庫(Betriebshof Köpenick)でした。
P8100089さっそく入場。ちなみに私はドイツ語まったく読み書きできません。で,いっさい説明できないので,写真だけ並べます。
P8100090P8100091P8100092ちなみにこの黄色いのは現役。
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P8100110レトロ電車の特別運行にも乗りました。

これが案内。ドイツ語読めなくても,時刻表は読めます。

P8100101乗ったのはこんな電車。こちらが先頭。
P8100100こちらがうしろ。そう,前だけに運転台がある電車でした。P8100105車内のようす。
P8100106なぜか運転台にはハンドルがついていました。何でだろう…。憶えてない。
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違うタイプの電車も走っていました。
P81001131何だか,楽しそうです…。
P81001142両編成でした。これは後ろから。残念ながら。こちらには乗りませんでした…。

ベルリンの路面電車を運営しているのはBVG。こちらがそのウェブページです。ドイツ語が読める方なら,イベントの日程を事前にチェックできそうです。そうでなくても英語版のページにアクセスすれば,路線図(BVG Network Map)など役に立つ情報にアクセスできます。

ベルリンの路面電車は,観光地めぐりにはあんまり向いていない気もするけど,街の雰囲気を楽しむにはいい乗り物ですよ…。


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2008/06/30

ベルリン郊外のレトロなトラム(その3)

P8100138ベルリン郊外のレトロなトラム,最終回です。ベルリンの郊外電車(Sバーン)3系統で東に行くこと約30分,フリードリッヒスハーゲン(Friedrichishagen)駅から出ているのが,ショーナイヘ・リューデルスドルフ電気軌道(Shoneicher-Rudersdorfer Strabenbahn)。ルーダースドルフ(Alt-Rudersdorf)というところまで電車が出ています。

P8100126こちらが運行されていた電車。当時ベルリン市内で運行されていたやや旧型のタイプと同じに見えました。が,今回調べてみたら,ベルリン市電は線路の幅が1435mmなのに対して,こちらは1000mmなんだそうです。車輪だけが違うんだろうか…。

P8100125ちなみに,ここの電車は,前後の区別がありました。後ろ側には運転台はありません。その代わり,終点では線路がループして,折り返さなくても済むようになっています。

ここに限らず,海外のトラムは片側運転台のことが結構あります。ベルリンも片側運転台が多い(全部ではない,折り返しの路線もある)し,近くでは香港(トラム,LRTとも)もそうでした。運転台って,お金かかりそうだし,両方にあると切替え装置も必要だからでしょうか。

P81001271この路線は複線。

電車は専用軌道を走ったり。

P81001311道路を走ったりします。

ちなみに昼間は20分間隔。ここに限らずベルリン市内,郊外のトラムは,昼間は最長でも20分間隔で運転しているようです。市内交通として,暗黙(または明文)のルールがあるのでしょうか。

P8100128この路線の見せ場は,途中の車庫。私は車窓から眺めただけだったのですが,レトロな電車がたくさん止まってました。トップの写真もそうです。

P8100138中には,動きそうもない電車もありました。今でもこの電車は車庫にいたり,ひょっとしてときどき走ったりしているのでしょうか…。

ベルリン郊外のレトロなトラムはこれでおしまいですが,関連して,ベルリン市内のレトロなトラムを1回だけやります。お楽しみに…。

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2008/06/26

ベルリン郊外のレトロなトラム(その2)

P8100064ベルリン郊外のレトロなトラム,続きます。

こちらはシュトラウスベルク鉄道(Strausberger Eisenbahn)。郊外電車(Sバーン)5系統の終点近く,シュトラウスベルクから出発してます。20分おきに,Lustgartenというところまで走っているようです。ちなみに表示されていた行き先は「Strausberg Stadt」。

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行きの電車。ヴォルタースドルフ電気軌道と同じタイプのようです。東ドイツ時代に国内で量産された電車らしい。
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10分あまりで終点に着きます。単線で,途中1ヶ所で同じタイプの電車とすれ違いました。
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終点近くには車庫がありました。こちらにはやや近代的な電車がいました。こちらも東ドイツ時代に共産圏向け統一仕様車としてチェコで量産されたタイプらしい。旅行した当時は,ベルリン市内電車でも使われていたタイプです。5年経った今は,こちらが主力なのでしょうか…。
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P81000661帰りの電車の運転台。近代的なような,レトロなような,なんともいえないところが旧共産圏ぽいのでしょうか…。

車内のようす。古いけど,いごこちは悪くありません。

こちらは,ヴォルタースドルフ電気軌道ほどではないけど,いい感じでした…。

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2008/06/22

ベルリン郊外のレトロなトラム(その1)

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ドイツはトラム(路面電車)の国。特に旧東ドイツ地域は,こんな小さな町に,というところにトラムがあったりします。トラム好きにはたまらない国です。

ベルリンもそんな都市の一つ。ベルリン市街だけでなく,郊外のいくつかの町にもトラムが走っています。ちょっと古いですが,2003年8月10日から11日にかけて乗ってきたときの報告です。

まずはヴォルタースドルフ電気軌道(Woltersdorfer Strabenbahn)。左の写真です。

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ベルリンの中心部からSバーン(郊外電車)5系統に乗って東に30分程度行くと,ラーンスドルフ(Rahnsdorft)駅に着きます。駅前に小さな乗り場がありました。

P8100022当時の時刻表。20分おきに出ているようです。

P8100025しばらくすると,森の中から電車がやってきました。車輪が2軸4個しかない,電車としては珍しい単車タイプでした。かわいいです。

もちろん乗りました…。ベルリンに着いたときに空港で72時間乗り物乗り放題のきっぷを買っていた(当時19ユーロ,当時のレートで2610円)ので,そこでの運賃の支払いは不要でした。

P8100028電車は森の中をしばらく進むと閑静な住宅街に出ます。約15分で終点のヴォルタースドルフ水門(Woltersdorf Schleuse)に着きます。

P8100027こちらが沿線周辺の地図。真ん中よりやや上にある87番の青い線がヴォルタースドルフ電気軌道です。

電車好きの人,ドイツの閑静な住宅街好きな人にはおすすめです…。

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